馬毛島基地整備反対の住民・弁護団が島に上陸 鹿児島
南日本放送
馬毛島の自衛隊基地整備に反対する西之表市の住民らが、15日、工事の状況を視察するため漁船で島に渡りました。 馬毛島に向かったのは、基地工事の差し止めを求め、国を相手に訴訟を起こしている、西之表市の住民と弁護団あわせて6人です。 馬毛島ではアメリカ軍・空母艦載機の陸上離着陸訓練のための滑走路や、護衛艦が停泊する桟橋の整備などが去年1月から進められています。島に近づくと、仮設の宿舎や桟橋の建設が進んでいるのが分かります。 上陸できたのは、葉山港のうち市が所有するエリアで、その先は私有地や国有地となっていて、住民らは入ろうとしたものの…。 (記者)「弁護団と警備員が交渉しています」 交渉は続いたものの、それ以上立ち入ることはできませんでした。 (馬毛島を漁場とする漁師 濱田純男さん・69)「漁民が利用しやすいようにつくっていた港を破壊している」 防衛省は、馬毛島基地の完成時期を2030年3月末としていて、工事関係者はピーク時で最大6000人まで増える見込みです。
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