9mm Parabellum Bullet・菅原が語る、「バンドをやっていてよかったと思う瞬間」
バンドをやっていてよかったと思うときは?
この日の「+1」では、結成20周年を迎えた9mm Parabellum Bulletの印象的な出来事などを振り返った。菅原は「最近、すごくおもしろいことが起きて……」と切り出す。 菅原:ギタリストの高中正義さんが、9mmのギターの滝(善充)くんのシグネチャーモデルをライブで弾いていたという(笑)。 サッシャ:ええ!? 高中さんがシグネチャーモデルを買っているということ? 菅原:たぶんそうだと思います。 サッシャ:楽器屋に行っていろいろ弾き比べて「これいいね」と。 菅原:高中さんのライブを観に行った楽器関係の方が、僕らの楽器を作ってくれているESPというブランドがあって。そこの担当の人に「これ、滝くんのギターっぽいんですけど違いますか?」と写真を送ってくれて。僕の手元にも同じのがありますが、そうしたら「これはまさしく滝くんモデルですね」ということになって。そのギターすごく軽いんです。滝くんライブを休んでいたときがあって、復活するときにちょっといままでのギターが重かったから軽いやつにして、ステージングを軽やかにしたいと。そうしたら本当にもう、iPadぐらいしかなくて。 サッシャ:厚みが? どうやって抑えるの? 菅原:ボディがすごく薄くてネックが一緒なんです。2.9キロしかなくて「赤ちゃんより軽い」みたいな。 サッシャ:それを高中さんが弾いていたというのが「やっていてよかったな」と。 菅原:ビックリしました。斜め後ろからきて「そこからか」と。滝くんも喜んでいました。 サッシャ:作った甲斐がありましたね。 逆に「ピンチだった瞬間」はあったかを質問すると、菅原はステージ上でぎっくり腰になってしまった経験があると明かした。 菅原:歌っていましたが動けなくなっちゃって。「これはいかん」と思って、曲間でギターとベースのところに寄っていって「俺は今日無理です」と。そうしたその次の曲から2人ともステージングがすごく激しくなるという(笑)。 サッシャ:菅原さんはどうしたの? 菅原:頑張って歌いました。 サッシャ:残り何分ぐらいだったの? 菅原:フェスだったから20分ぐらい。でもその翌日も翌々日もライブがありました。 サッシャ: 3日は炎症が続きますよ。 菅原:そのときは、ただただやりました。いまは休みます。16年前ぐらいで若かったから。 ノイハウス:バンドをやっていてよかったなと、ほっこりする瞬間はありますか? 菅原:僕は毎回ライブが始まる前、夕方ぐらいになってくると「あれ、今日もロックンロールしていいの?」みたいな感じになってきて、こみ上げてくるんです。ライブのステージに出たらお客さんが自分たちの音楽に反応してくれて、ライブの途中で「全部きらきらしている、いま」みたいなことになるので、「ライブをしないとだめ」だな、みたいに思っちゃいます。 ノイハウス:ある意味客観的、マインドフルにその瞬間に気づけて感じられるのはすごくいいですね。 9mm Parabellum Bulletの最新情報は、公式サイトまで。 J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。