マリナーズかパドレスか。大谷移籍有力球団を巡り全米メディアも迷走?!
1位マリナーズ。シアトルは、日本人の人口比率が全米でサクラメントに次ぐ2位。イチローを含め、毎年日本人選手をロースターに置く。最優秀DHに輝いたネルソン・クルーズを大谷起用のために週に数日は外野起用する方針。 2位ドジャース。日本人の人口数はロサンゼルスが全米最大。大谷の高校卒業時に獲得を狙っていた過去があり、球団は二刀流や6人先発制に前向きな考えを持つ。契約金枠は30万ドル(約3300万円)だが、日本にも十分な市場機会がある。優勝を狙えるチーム。 3位レンジャーズ。ダルビッシュがこのチームに移籍した1年後に大谷は日本ハムで同じ背番号11をつけてエースを引き継いだ。契約金で353万5000ドル(約3億9000万円)を提示できる。 4位カブス。球団編成部トップのエプスタイン副社長やホイヤーGMはレッドソックスのフロント時代に松坂大輔ら日本人選手の獲得に成功した過去がある。ジョー・マドン監督は、選手に複数の役割を課す起用に長けている。 5位ジャイアンツ。シアトルに次ぎ日本人人口比率が高い。日本語の話せるヘンスリー・ミューレン・ヘッドコーチはヤンキース監督に引き抜かれなかった。2010年以来3度ワールドシリーズを制し、AT&Tパークは常に暖かい雰囲気で包まれている。外野の一角や先発としての二刀流起用が可能。 6位パドレス。2018年は優勝候補にあがらず二刀流を試すには最も適したチーム。プレラーGMは、レンジャーズのフロント時代にダルビッシュ獲得を手伝った。大谷と日本のつながりを強めるため、野茂氏、バレロ氏を同じく代理人とした斎藤氏、高校時代にドジャースのフロントとして獲得交渉したホワイト氏、興梠氏、元日ハムのトレーナーだった中垣氏を揃えた。2007年に日ハムでプレーしたグリーン監督の存在もある。 7位エンゼルス。アーバインなど近郊に大きな日本人コミュニティーがある。世界最高の選手であるマイク・トラウトと、日本最高の選手が一緒にプレーできる。日本人選手活躍の歴史は少ないが、ビリー・エプラーGMはヤンキースフロント時代にGM補佐として田中将大の獲得に貢献した。