赤や紫のオーロラを世界各地で観測 大規模太陽フレアの影響か 日本でも見える?
8日から断続的に観測されている大規模太陽フレアの影響で、北極や南極から離れた低緯度地域の各地で、オーロラが観測されている。国立研究開発法人情報通信研究機構によると日本時間5月8日から10日までに「X1.0~X3.9」レベルの大規模な太陽フレア6回を含む複数回の太陽フレアの発生が確認され、11日午前にも「X5.8」の大規模太陽フレアが確認された。この一連の「大規模太陽フレア」の影響で、普段はオーロラが観測されない地域の英国やハンガリー、スイス、米国内などでオーロラが観測されている。欧米メディアが報じた。 情報通信研究機構によると、大規模な太陽フレアが起こると、社会にも影響が出る可能性がある。短波通信に障害が出たり、GPSに誤差が出たりするだけでなく、航空会社の判断で運行予定が変更されることもあるという。また、日本でも赤いオーロラが観測される可能性もあるという。