Cornelius・小山田圭吾が寝るときに使うアプリとは? 有名ミュージシャンも参加
映像と演奏のリンク
続いてCorneliusのファンだというタカノがライブに関する質問を投げかけると、小山田は裏話を明かしてくれた。 タカノ:僕は2回ぐらいCorneliusのライブは拝見したことがあって。毎回映像とのシンクロがすごいじゃないですか。 小山田:ライブでは映像を使ってやっています。 タカノ:1音1音が映像とぴったりじゃないですか。あれどうなっているんですか? 小山田:あれは映像にクリックが入っていて、それを聞きながら演奏をしています。 タカノ:映像に合わせて、ということですか? 小山田:そうです。 タカノ:演奏に映像がではなく、映像ありき? 小山田:映像に合わせて演奏するとちゃんと合って見えるという。普通はVJ使う人は多いと思いますが、よりシンクロ度を増したかったのでそのやり方です。 タカノ:1個でも間違えちゃったらあとでガタガタになってしまう心配がありそうです。 小山田:怖いですよ。たまにずれちゃうときとかはあります。 タカノ:小山田さんは緊張したりされますか? 小山田:慣れましたけどね。 タカノ:本当に圧巻なんですよ。タイミングとかもこのタイミングでパーンとスネアが鳴ったりとか、こちらの心のなかでカウントできていないタイミングで、それが映像とシンクロしたりするので驚きです。 小山田:耳のなかでタイミングを指示してくれているので(笑)。 Celeina:その完全なる音と映像のシンクロというのは、何年前ぐらいからライブに取り入れてきたのでしょうか。 小山田:90年代後半ぐらいですね。97年ぐらいからやり始めました。最初はVHSのビデオテープをステージに持っていって、ステージでガチャッとビデオを入れてピッて押すと始まるみたいな。 タカノ:ボタンを押す映像担当の人は緊張しそうです。 小山田:いや、それを自分でやっていました。 タカノ:そうだったんですか!? Celeina:それもパフォーマンスの一部という意味で? 小山田:そうです。持って行ってガチャッと入れてピッとやって始まります。ビデオの音声トラックはステレオで2つあるじゃないですか。片方にクリックの音が入っていて、もう片方にちょっとしたオケが入っていて、それとシンクロしてやるみたいなことをやっていました。だから25、6年前です。