ドジャース・ロバーツ監督 大谷翔平は「3月時点で二刀流は難しい」来季開幕へ慎重姿勢
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が4日、都内で行われた木下グループの新CM制作発表会に出席。大谷翔平投手(30)の来季に言及した。 【写真】<ロバーツ監督木下グループ新CM制作発表会>制作発表会に登壇したロバーツ監督(撮影・大城 有生希) 大谷は昨秋に右肘を手術し、今季は野手に専念。投手としてはリハビリシーズンを過ごした。また、ワールドシリーズで負傷した左肩を11月上旬に手術した。 ロバーツ監督は来季、大谷が投打で開幕に間に合う可能性について問われると「3月時点で大谷選手が二刀流は難しいと思っています。打者としてラインアップに入ることは予定しています。開幕時点で投手は難しい」と春先の投手復帰は困難ではと語った。 そして「2025年シーズンのイニング数のマネジメントが大事になってくる。10月までを考えて3月時点では難しい。10月までの計画をベースに考えたい」とポストシーズンを見据えた復帰プランを考えていくとした。 また、「二刀流の大事なところは、大谷自身の健康状態。来年は投打で出場する予定。マネジメントとして一番大事なのは大谷選手とのコミュニケーション。彼の健康状態、どう考えているかが大事。打席数は少し減ってくると思うが、そこのバランスを考えて、トレーナー陣と話しながら最適なマネジメントを考えたい」と密にコミュニケーションを取って体調管理に努めながら二刀流復帰を進めていきたいとした。 さらに「翔平は打者、山本は投手。2人とも違うけど2人ともマネジメントしやすい選手。高い目標を持っている」と山本由伸にも言及。「山本は早い段階から良い信頼関係をつくれた。イニング数のマネジメントは信頼関係がないと難しい。いい関係をつくれた」とメジャー1年目での奮闘を称えた。 その上で「山本選手のポテンシャルからすると、もっともっとチャレンジしてほしい。一緒に頑張っていきたい」と来季以降、さらなる活躍ができると期待を寄せた。 木下グループは住まいや医療福祉などの事業を展開。ロバーツ監督のCMは前日3日に撮影され「人の可能性を引き出せるのは」編では、指揮官自ら生い立ちを語っている。CMは来年1月中旬から放送予定。