小島よしお「一発屋」からの逆転劇「子どもにマネされたくない芸人」が「年間100本超の子ども向けライブ」に呼ばれるようになるまで
── コロナ禍で欝々とした日々、元気いっぱいの小島さんの動画を観て救われたお子さんも多かったのではないでしょうか。 小島さん:そうだと嬉しいですね。実際、各地のライブ会場で出会う子どもたちから「YouTube観てます」と聞くと嬉しくなります。最近では「親子2世代で応援してます」と言って子ども連れで会場に来てくださる方も多くてありがたいですね。「僕も長くやっているな」としみじみと思います。
■被災地に「お笑いをしに行ってもいいのだろうか?」 ── テレビ番組『情熱大陸』では、小島さんを密着した回が今年1月に放送され、優れた番組などに送られるギャラクシー賞も受賞しました。番組の中では、小島さんに密着取材中に能登半島地震が発生。1週間後に控えた石川県・小松市での仕事へ、予定通り行くべきか葛藤される様子に対し、反響が大きかったかと思います。 小島さん:地震が起きて大変なことになっているところに「お笑いをしに行ってもいいのだろうか?」と悩みました。もともと決まっている仕事でしたし、小松の方々が、そのまま中止にせずに来てほしいと言ってくださるならもちろん行きますし、状況的に難しければ尊重してキャンセルしようと思いました。でも、行くなら悲壮感を漂わせずいつも通りでいかねば、とは思っていました。僕にできることは自分の元気を届けて、みなさんに元気になってもらうことなので。
予定通り小松に伺うことになりましたが、僕のライブを観てくれた子どもたちにはステージの時間だけでもいろいろなことを忘れて楽しんでもらえればという思いでした。 ── お子さんたちもきっと、小島さんの元気をもらって、ほんのひとときでも心の安らぐ時間を過ごせたのではと思います。小島さんは3.11をきっかけにお笑い芸人の狩野英孝さんと復興支援仙台特別ライブ(※売上金が寄付される)もなさっていますよね。 小島さん:狩野くんとはほぼ同期で、ブレイクしたタイミングも同じ。「来年消えそうなランキング」の1位が僕で、2位が狩野くんというときもあって、妙な縁があります。まあ、僕は3年連続1位だったんですけど(笑)。
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