宮崎監督アニメが英アカデミー賞 日本初「君たちはどう生きるか」
【ロンドン共同】英国アカデミー賞の授賞式が18日、ロンドンで行われ、宮崎駿監督の長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」がアニメ映画賞を受賞した。日本の作品では2022年に濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が非英語映画賞を受賞しているが、BBC放送によると、アニメ映画賞の受賞は初めて。 「君たちはどう生きるか」は今年1月、米ゴールデン・グローブ賞のアニメ映画賞も受賞している。今月17日には米アニー賞で絵コンテ賞、キャラクターアニメーション賞の2冠に輝いた。 英国アカデミー賞では、原爆開発を主導した人物の伝記映画「オッペンハイマー」が作品賞や監督賞のほか、主人公を演じたキリアン・マーフィーさんが主演男優賞を受賞するなど計7賞を受賞した。 日本映画では、1980年代に「影武者」の黒沢明監督が監督賞を、同監督の「乱」が非英語映画賞(当時は外国語映画賞)を受賞するなどしている。