ホテルの「朝食バイキング」が2000円でした…小食なのですが“損”をしないでしょうか?
ホテルの「朝食バイキング」は、豊富なメニューの朝食を楽しむことができます。 しかし、小食である場合「損をしていないだろうか」と気になってしまうことがあるでしょう。そこで本記事では「小食の人は、2000円の朝食バイキングで損をしないのか」について解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証 小食でバイキングではあまり食べられない方は、ぜひ参考にしてください。
ホテルの朝食バイキングで損をするのはどんなとき?
バイキングやビュッフェ形式では「たくさん食べて元を取る」といったイメージがあるのではないでしょうか。一般的に、バイキングで元を取るには「原価率の高いものを食べる」「量をたくさん食べる」などといわれていることが多いようです。 「原価率」とは、売上高に対する原価(売り上げに直接かかった費用)の割合のことです。金融庁が公表している「業種別支援の着眼点 2023(令和5)年3月」によると、平均的な飲食業の原価率は30%弱~30%強に収めることが理想とされています。 仮に原価率を30%として計算すると、2000円の朝食バイキングの場合は「2000円×30%」で原価は600円となります。原価が高いものは原価率も上がり、ホテル側の利益が減ってしまうことになるのです。 なお、原価率が高い食材は、一般的には高級食材や保存がきかない食材、肉や魚などといわれているようです。バイキングで損をしづらい人は、原価率の高い食材をたくさん食べられる人です。反対に、原価率にこだわらず好きなものを食べたい人は、損をする可能性があるということになるでしょう。 なお、小食でも朝食バイキングを楽しむ方法として、ホテルが売りにしているメニューを把握することや、元を取ろうと頑張らないこと、盛り付けにこだわってみることなどがあります。まずは、楽しんで食事をすることが大前提です。損得は一度忘れて、朝食バイキングを楽しんでみることもおすすめです。
同じ金額を払うなら、好きなものを食べる方がよい場合もある
せっかく同じ金額を払うなら、「損をしない」ことを意識して、原価率の高い食材を食べるより、「本当に食べたいものを選んで食べる」方がよい場合もあるでしょう。特に小食の場合は、2000円よりも少ない費用で食べたいものを食べた方が、満足のいく時間を過ごせるかもしれません。 例えば、近くのカフェでモーニングをしたり、コンビニで好きな朝食を購入したりするなどの方法です。カフェのモーニングは、1000円以内のメニューが多くあり、デザートなどを追加で頼んでも2000円を超えることは少ないでしょう。朝食バイキングを利用しない選択は、「好みの朝食をバイキングよりも安い価格で楽しめる」可能性があります。 ただし一緒に宿泊する人がいる場合は、あらかじめ朝食の希望を伝えることも大切です。「一緒に朝食バイキングに行くつもりだったのに……」といったことが起こらないように、事前に伝えておくことをおすすめします。