巨人の外野手争いが激烈すぎる ドラ1も定位置保証なし 開幕の勝者は?
これが常勝を義務づけられた、ビッグクラブの宿命かもしれません。 巨人は12月18日、2025年シーズンの新外国人選手としてトレイ・キャベッジとの契約合意を発表しました。キャベッジは球団を通じて「ジャイアンツファンのみなさんにお会いできるのが待ち遠しいです。来シーズン、日本でプレーできることをとても楽しみにしています。一緒に、多くの勝利を分かち合いましょう」とのコメントを披露しています。 【動画】巨人新助っ人の圧巻パワー キャベッジのバックスクリーン弾をチェック スポーツ紙のデスクは言います。 「キャベッジは2023年シーズン、エンゼルスで大谷翔平と一緒にプレーし、本塁打も放っています。特筆すべきは同年の3Aでの成績。107試合に出場し、打率.306、30本塁打、32盗塁の『トリプルスリー』を達成しているのです。27歳と若いですし、ジャパニーズドリームを目指して奮闘してほしいですね」 この結果、競争が熾烈な外野手争いが、さらに狭き門になることは間違いありません。 外野手争いは実績十分の丸を筆頭に、2024年シーズンでは途中加入ながら56試合に出場し、打率.294と活躍したエリエ・ヘルナンデスがレギュラー候補の筆頭格。続いて2023年のドラフト1位・浅野翔吾、このオフはオーストラリアでのウィンターリーグで牙を研いできた秋広優人、東京六大学の三冠王で3年目を迎える萩尾匡也、2023年オフの現役ドラフトで加入したオコエ瑠偉、2年目を迎える佐々木俊輔らによる激しいサバイバルが展開されることになります。 「通常、浅野のようなドラフト1位で獲得した有望選手は、ある程度出場機会を与えた上で、レギュラーに育てていくもの。しかし今回の布陣を見ると、まずは丸、ヘルナンデス、キャベッジでスタートすることになるのではないでしょうか。浅野は定位置が確保されず、競争の末にポジションを勝ち取らなくてはなりません。助っ人は当たり外れがありますし、長いペナントレースは何があるか分からない。浅野にも十分チャンスはあると考えます」(前述のデスク) 2025年3月28日、巨人・ヤクルト戦。東京ドームのスコアボードにその名が映し出される3人はいったい誰なのか。 生き残りをかけた外野サバイバルから目が離せません。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]