モイセエフ擁する豊川、初の夏の甲子園へ戦力向上中! カギは超高校級スラッガーの前、投手陣は急成長 センバツの雪辱をはたすか!?【注目チーム紹介】
【野手】モイセエフの前後がカギ
モイセエフが絶対的な強打者として君臨する豊川打線。モイセエフには「結果にとらわれず、自分らしいスイングで思い切って振ってほしい」と期待する長谷川監督だが、オーダーについては試行錯誤している。 「夏勝つにはニキータ(モイセエフ)の後を打つ打者がどれだけ打てるか。そしてニキータの前にどれだけ走者を溜められるか。そこがカギになります」 愛知県大会と愛知招待試合ではオーダーが異なっていた。 ■愛知県大会 2番・林 優翔内野手(2年) 3番・モイセエフ 4番・中村丈内野手(3年) 5番・北田 真心内野手(2年) ■愛知招待試合 2番・髙橋 賢捕手(2年) 3番・モイセエフ 4番・國立 和之将内野手(1年) 5番・北田 真心内野手(2年) 招待試合では1年生左スラッガー・國立を4番で起用したが、あくまで経験を積ませるためで、夏は未定。それ以外の打者を見ると、全体的にミートセンスが高い打者が多い。長谷川監督は「打者の好不調関係なく、どれだけ走塁でプレッシャーをかけられるかも攻めのキーポイントです」とも語っている。 中軸以外では、俊足強肩の山本 羚王外野手(3年)、主将で堅実な遊撃守備を見せる鈴木 貫太内野手(3年)と守備力の高い選手たちが名を連ねる。 豊川は14日、愛知啓成との初戦を迎える。強豪校と激突しても持ち味を発揮できるよう、長谷川監督は選手たちに攻撃的な姿勢を求めてきた。全国屈指の激戦区・愛知を制して初めての夏の甲子園出場を成し遂げることができるか。