吉田正尚外野手（ロイター）

◆米大リーグ　レッドソックス５―４エンゼルス（１４日・米マサチューセッツ州ボストン＝フェンウェイパーク） 【動画】ついに出た！吉田正尚、今季初アーチ！！ 　レッドソックスの吉田正尚外野手が１４日（日本時間１５日）、本拠のエンゼルス戦、「６番・ＤＨ」に座り、６回に３番手左腕のスアレスから今季初アーチをかけた。３打数１安打２打点で打率は２割５分５厘。 　４回に左中間大飛球に終わった吉田が６回無死一塁でスアレスのカウント３―１、真ん中のシンカーをとらえた。打球は１６４キロの弾道で右翼スタンドに吸い込まれる飛距離１１７メートルの完璧弾となった。地元ファンの大歓声の中、初アーチの感触を楽しみながらか淡々とダイヤモンドを一周。ダッグアウトに入って初めてガッツポーズを見せた。 　吉田の本塁打は昨年９月４日レイズ以来、３５試合ぶり。前日タイムリーを２本放って調子が戻ってきたが、今季６０打席目でやっと出た一発で打棒復活になって欲しいところだ。 　試合後はグラウンドでのインタビューに応じ「早く結果を残したかった。（あの打席は）アプローチがうまく出来てイメージ通り一発で決めることが出来た。ただ完璧ではなかったので（スタンドに）届けと思っていた」などと話した。 　９回にジャンセンが打たれて１点差に迫られただけに結果的に吉田の２ランが決勝点。故障者続出のチームにあって４連敗から、吉田の打棒が戻って２連勝、再びチームは快進撃に走り出したようだ。