「プレーできるチャンスを与えてもらった」劇的な逆転弾で勝点3をもたらしたマリノスDF松原健。迷わず左足一閃「枠にいけば何か起きるんじゃないか」
「クロスを上げるよりは打った方がいいと思った」
[J1第1節]東京V 1-2 横浜/2月25日/国立競技場 2月25日に国立競技場で行なわれたJ1第1節で、東京ヴェルディと対戦した横浜は2-1で勝利した。 【動画】松原のゴラッソで逆転!! この試合で、チームに勝点3をもたらす劇的なゴールを決めたのがDF松原健だ。 7分に先制され、89分にアンデルソン・ロペスのPKで同点に追いつき、1-1で迎えた90+3分だった。 右サイド深くでボールをキープしていたヤン・マテウスからボックス内でパスを受けた松原は、ダイレクトで左足を振り抜き、ゴールの左隅に突き刺した。 試合後、松原は自身のゴールをこう振り返った。 「クロスを上げるよりは打った方がいいと思ったので、吹かさないように枠を狙うのはもちろんですけど、枠にいけば何か起きるんじゃないかと思って狙ったゴールです」 リーグ開幕前の2月14日に、タイで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグのラウンド16、バンコク・ユナイテッドとの第1戦に先発した松原は、後半アディショナルタイムに危険なタックルでレッドカードを受けて退場していた。 「チームやファン・サポーターの皆さんに迷惑をかけてしまった。申し訳ない」と改めて反省の弁を述べた背番号27は、「そのなかでもプレーできるチャンスを与えてもらったので、自分は結果を出して、やっていくしかない」と語った。まさにその想いが結実したゴールとも言えるだろう。 「この1点があって勝点3が取れたから優勝できたと言ってもらえるように、チーム一丸となってやっていきたい」と前を向いた31歳の、今後の活躍に期待だ。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)