45~59歳の人、必読!会社を辞めるべき理由と解決策
無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう! ● 40代~50代の切実な声で浮き彫りになった「4つの危機」 今回、このまま会社で働き続けようとする皆さんに伝えたいポイントが2つあります。 1.45~59歳で「4つの危機」を迎える 2.定年後に「4つの悩み」が訪れる なぜ、45~59歳で「4つの危機」を迎えるのか、その背景からお話しします。 世界幸福度ランキングで、日本は50番代の常連です。トップは北欧諸国。次が西欧諸国や日本以外のG7。どこにあるのかさえ知らない国々がその後に続いて、50番代でようやく日本が登場する。そんな日本で、とりわけ幸福度が低いのが30~44歳と45~59歳。なかでも45~59歳の幸福度は今年、過去最低を記録しました。 なぜ、過去最低か。人生の曲がり角を迎えるからです。会社員なら出世競争が決着済で、50代の役職定年で給料が2、3割減り、60歳で5割も減給されます。挙句の果てに65歳でポイ捨てされて、下層老人まっしぐら。でも、生きるためには「やらされ仕事」を続けるしかなく、先々のことは見て見ぬふりをするしかない。幸福度が低いどころか、不幸です。 この世代は、就職氷河期世代とも重なります。失われた30年のせいで浮かばれず、ジョブ型雇用への転換で昇給の芽も摘まれ、AI化でいずれ用無しになる。まともな神経の持ち主であれば、次のように嘆いて当然です。 「もっと違う活躍できる場がないのか」「給料は若い世代ばかりあがり、中年世代はあがらない」「せめて長く働いて自分の好きなことをして生きていきたい」「自分をすり減らしただけで何の思い出も残っていない」など。 実はこれ、NHKの番組に寄せられた40代~50代の切実な声の一部です(*1)。「仕事の危機」「収入の危機」「生きる意味の危機」「心の危機」という「4つの危機」が、ここから読み取れます。中高年になって自分の人生に疑問を持ち、深い悩みに陥る現象を「ミッドライフ・クライシス」といいますが、心の葛藤と不安でうつ病になる人も多いそうです。 ● 不幸な中高年が救われるとすれば、「唯一無二の不労所得」のみ この世代は、自分には非がないのに、30年以上も翻弄され続けました。経済評論家の森永卓郎さんによると、政府が1985年に対米隷従路線へと舵を切ったことが根本原因です。原因を作ったのは政治家なのに、国民を守る気なんてさらさらない。自分のことは自分で自衛するしかないのです。 「そうかもしれないが、時すでに遅し」と思われたなら、正しい現状認識です。とはいえ、打開策があるので、手遅れでもありません。「唯一無二の不労所得」を手に入れればいいからです。そうすれば「4つの危機」を乗り切れるし、定年後の「4つの悩み」も回避できます。4つの悩みとは、「お金の悩み」「健康の悩み」「孤独の悩み」「家族の悩み」です。 種明かしをしましょう。「唯一無二の不労所得」とは「節税」と「補助金」です。「法人と違って個人は、節税や補助金の道が閉ざされている」と思われたなら、それも正しい。法人優遇は法令で決まっていて、変えられません。 そこで、発想を転換してください。法令を変えられないなら、自分自身を変えるまで。3時間と7万円で、自分か家族を法人化するのです(*2)。生涯で数千万~数億円の差がつくので、賢い人はすでにやっています。 なぜ「節税」が「不労所得」になるのか。法人経由で稼げば、手取りが倍増するからです。たとえば、税率は課税所得330万円超の個人は6割ですが、中小法人は約2割です(*3)。法人の7割は赤字なので法人税も消費税もかかりません。私が銀行員時代に関わった融資先の社長は、私の同僚よりも安月給なのに、優雅な暮らしをしていました。支出を経費で落として節税していたからです。 ● 神社の絵馬のように、ふせんに「願い事」を書いてみよう 「唯一無二の不労所得」で、「収入の危機」と定年後の「お金の悩み」を解消できることはわかりました。鋭い人は「節税するには収入が必要なのでは?」と思ったはずです。ここでも、発想を転換してください。収入がないのなら、作ればいいだけのこと。 『武士の家計簿』でお馴染みの歴史学者・磯田道史さんは、「会社員もある種の奴隷」と言います。言われてみれば、番組に寄せられた嘆きはすべて、自由を奪われた人たちの嘆きと同質です。「仕事の危機」「収入の危機」「生きる意味の危機」「心の危機」の根本原因は、雇われて自由を失ったことにあった……。それならば、勤め先に100%依存する生き方をやめて、自立すればいい。1%でも構わないので、まずは自力で稼いでみませんか。5年もすれば給料以上の稼ぎ口に成長し、「仕事の危機」も克服できます。 副業未満の副業ごっこから始めれば、副業禁止に違反しません。軌道に乗ったら、家族を法人化して、その家業を手伝えばいいのです。 ただし、「儲かるか否か」で副業を選ぶと失敗します。そうではなく、自分の才能・価値観・関心事にフィットした「やりたい仕事」を選んでください。「やりたい仕事」なので楽しいし、生き甲斐が生まれるので「生きる意味の危機」からも抜け出せます。家族を法人化して一緒にやれば家族の絆も強くなるし、自立すると仲間もできるので、定年後の「家族」と「孤独」の悩みも回避できる。生涯現役ですから「健康」の悩みも解消し、結果的に「心の危機」も消えてなくなるのです。 自分の才能・価値観・関心事がわからなければ、絵馬に書くように、ふせんに「願い事」を書きましょう。すると、顕在意識が潜在意識とつながって、自分の才能・価値観・関心事を言語化できるようになる。ふせんを並べ替えて組み合わせれば、自分が心底「やりたいこと」に気づけます。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』の手順が鉄板です。あとは、その「やりたいこと」を副業にするだけ。やり方がわからなければ、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』を真似してください。 *1 中年期の心の不調 “ミッドライフクライシス” 寄せられた声をまとめました *2 会社設立ひとりでできるもん *3 所得税2割+住民税1割+社会保険3割=6割。社会保険料は、労使折半の建前で給料を逆算するので、実質3割。わかりやすく控除等を除外。 参考資料:こんな簡単に儲かっていいの? 富裕層は皆知っている「史上最強の不労所得」 **本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。
坂下 仁