将棋・JT杯優勝賞金500万円 トップ棋士12人が全国転戦 藤井聡太7冠は札幌大会から
「第45回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)」開幕戦、伊藤匠叡王(21)対稲葉陽八段(35)戦が29日、仙台市「夢メッセみやぎ」で公開対局として始まった。伊藤にとっては20日にタイトルを初めて獲得して以来、初めての対局。JT杯は初出場となる。 この公式戦は、前回優勝者の藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)のほか、賞金ランキング上位者の計12人が参加する。トップ棋士が全国を転戦する勝ち抜き戦だ。優勝賞金は500万円、準優勝150万円。 1回戦は伊藤対稲葉戦以下、豊島将之九段対糸谷哲郎八段(7月13日、高松市)、菅井竜也八段対丸山忠久九段戦(7月20日、金沢市)、羽生善治九段対佐々木大地七段(7月27日、静岡市)。伊藤対稲葉戦の勝者は永瀬拓矢九段と8月3日、福岡市で対戦(<1>)。豊島対糸谷戦の勝者は渡辺明九段と8月31日、広島市で(<2>)、菅井対丸山戦の勝者は広瀬章人九段と9月14日、熊本県益城町で(<3>)、羽生対佐々木の勝者は藤井7冠と9月21日に札幌市で(<4>)とそれぞれ戦う。準決勝2局のうち、<1>と<2>の勝者は10月12日に大阪市、<3>と<4>の勝者は11月2日に愛知県常滑市で対戦。決勝は11月24日、東京都江東区で行われる。