名古屋出身の吉田陽菜選手 松生理乃選手がワンツーフィニッシュ フィギュアGPフィンランド大会
メ~テレ(名古屋テレビ)
週末に行われたフィギュアスケートグランプリシリーズのフィンランド大会。地元勢が男女ともに優勝を果たしました。 先週の日本大会を制した鍵山優真選手(オリエンタルバイオ/中京大学)。 ショートプログラムで圧倒的な点数をたたき出し、トップで迎えたフリー。 演技冒頭、4回転フリップが2回転となってしまいます。 さらに得意の4回転サルコウでも着氷が乱れるなど、鍵山選手らしからぬミスが続きます。 それでも4回転ジャンプ2本を着氷し、高い出来栄え点を獲得。 連戦の中でも優勝を果たし、ファイナル進出を確定させた21歳。去年銅メダルに輝いた舞台でこの悔しさを晴らします。 「悔しさもあるけどなんとも言えないような気持ち(ファイナルでは)しっかりと気持ちを切り替えてまた頑張っていきたい」(鍵山選手)
山本草太選手 疲れがたまってくる後半でも4回転ジャンプを成功
そして、ショート4位からの巻き返しを図る、おととしのファイナル銀メダリスト、山本草太選手(中京大学)。 疲れがたまってくる後半でも4回転ジャンプを成功。 フリーでは3位につけた山本選手。 しかし表彰台には届かず、ファイナル進出とはなりませんでした。
テーマは「神への祈り」
一方、女子。ショート4位でフリーに挑む名古屋市出身、松生理乃選手(中京大学)。 冒頭から次々と流れのあるジャンプを決め、勢いに乗ります。 初めて海外の振付師に依頼して作った「神への祈り」をテーマとするプログラム。 ステップやスピンでも、会場を魅了します。 最後、演技時間がオーバーして1点の減点があったものの、カナダ大会同様、フリーで逆転し、2位に浮上。 ファイナル初出場へ、大きく近づきました。
名古屋市出身の2人がワンツーフィニッシュ
最終滑走で登場したのが、同じく名古屋市出身の吉田陽菜選手(木下アカデミー)。 演技冒頭、大技・トリプルアクセルに挑み、転倒してしまいます。 それでも、その後のジャンプはすべて着氷。 「お客さんのおかげで力強く演技できた」と松生をわずか0.26点上回って優勝し、2年連続となるファイナル進出が決定。 名古屋市出身の2人がワンツーフィニッシュです。 「(GPファイナルに)去年は行けてびっくりというか偶然のような感じだったけど今回は去年よりは自分でつかみとった結果になったのでうれしいです」(吉田選手) (2024年11月18日放送「ドデスカ!」より)