赤ちゃんが寝ない! 3時間おきの授乳は楽勝って思ってた…みんなの「思ってたんと違う!」産後エピソード
子どもを産んだ後に「そんなこと、知らなかった!」と思った経験はありませんか? 今回のテーマは、そんな「育児のビックリエピソード」についてです。 「たまひよ」アプリユーザーへのアンケートで集めた声をご紹介するとともに、助産師の岸本志織さんに聞きました。 【画像】赤ちゃんの睡眠たりている? 乳幼児睡眠コンサルタントの提唱する睡眠の土台
赤ちゃんが寝ない!!!
「たまひよ」アプリユーザーの声からご紹介します。 「実母から『3ヶ月は寝られないからね。覚悟しておきなさい』と言われ、覚悟していました。 が、3ヶ月どころか、もう10ヶ月になりますが、まだ夜にちょこちょこ起きて、3時間以上寝た日がありません!睡眠はやっぱり大切だと実感する日々です」(ひより) 「3時間ごとの授乳って、自分も3時間休めると思ってたけど、実際は、オムツ替えて、授乳して、ミルクもあげて寝かしつけて…としてたら、「あと1時間でもう3時間経つやん!!」って感じだったので、『思ってたのと違う!』と驚きました。 そして母乳育児は痩せると言われましたが、全然痩せません!笑」(ゆき1/272/4出産) 「赤ちゃんって、1日のほとんど寝てると思っていたのに、我が子は全然寝ない子で、新生児期から睡眠時間10時間未満がざらです」(Maco) 他にも、ママの変化や赤ちゃんの生命力に驚きの声も。 「産後3日目の初めての授乳。あんなに強い力でぐびぐび飲んでくれるなんて! 思わず、まだまだ小さい赤ちゃんの生命力に感動しました!」(さくら) 「うちの子だけかもしれないんですが、首がくさいです(笑)毎日洗ってるのにくさい」(ぽんず) 「産んだのに、おなかが全然へこまない!」(あい) 「産後の物忘れが激しい!(笑)」(ゆらママ) 新生児を育てている間は、本当に驚きの連続ですよね。私も我が子の飲みっぷりにはビックリしました。 産後の生活のポイントについて、助産師の岸本志織さんに聞きました。
赤ちゃんとの生活に「正解」はありません
「赤ちゃんとの生活に関し、様々な相談内容がありますが、みなさん共通しておっしゃることは『これってうちの子だけ? 普通ってどうなの? 』。 これに関しては、正解はありません。十人十色、いや、日によって変わることもあるので、十赤ちゃん百色かも…なんて個人的には思っています。 基本的には、しっかり飲めて、排泄もあり、機嫌よく過ごす時間もあれば、大きく心配することはありません。 とはいえ、少しでも心配になったら、1人で不安を抱え込まずに、信頼できる人や医療機関に聞いてみるとよいでしょう(そんな時に、かかりつけ助産師がいれば安心ですよね)。 産後のママの寝不足に関する声はたくさんありますが、赤ちゃんは基本的に夜行性です。それはおなかの中にいた頃から備わったリズムで、生後3、4ヶ月くらいから少しずつ大人と同じ生活リズムに変化していきます。 そのため、最初の頃は、赤ちゃんに合わせた時間帯で過ごすしか解決策はありません。 毎日、夜勤を続けるような重労働ですので、いかにこまめに休息をとれるかが大事になってきます。日中の面会や用事を控えめにし、たとえその時、眠くなくても横になるだけでもよいので、『寝られる時に寝る』。これが大原則です。 また、産後の体型の戻りを気にされる方も多いです。中には、早く回復させようと、腹筋やランニングなどをされる方もいらっしゃるようですが、産後間もないうちのハードなトレーニングは絶対にやめてください。 出産により大ダメージを受けた骨盤底筋群が回復しないうちに、アウターの腹筋だけ鍛えても意味がありません。余計に悪化させる可能性もあります。 正しい呼吸や姿勢、産褥体操、まずはこれらで骨盤底筋群を整えていきましょう。 そして運動は、産後1ヶ月検診で医師から許可が出たら、ウォーキングなど軽いものから始めていけたら良いと思います。産後整体や骨盤ケアもお勧めです」(岸本志織さん) 産後の寝不足は本当につらいものです。『寝られる時に寝る』で自分を労わり、休みながら乗り切れるといいですね。 (取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
岸本志織さん
PROFILE) 助産院fillme代表(出張訪問/オンライン型)。母乳外来や育児相談のほか、ベビーマッサージ、タッチケア、性教育などにも力を入れている。「自己受容できる子どもたちで溢れた社会」にすべく、まずはママや女性がご機嫌でいられるようなサポートを大切に、家族の暮らしごとに寄り添う地域助産院を目指している。 ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。 ※記事の内容は2022年11月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部