未来の日本、そこでは1件を除きすべてが事故物件…鳴瀬聖人の監督作が7月公開
「女囚霊」「恐解釈 桃太郎」などで知られる鳴瀬聖人が監督・脚本を担当した「日本で一番恐くない間取り」が、7月5日より東京・シネマート新宿ほかで公開される。 【画像】「女囚霊」「恐解釈 桃太郎」などで知られる鳴瀬聖人 本作の舞台は、不景気による死亡率上昇に伴って事故物件の数が増加し、1件を除きすべてが事故物件となった未来の日本。“最後の普通の物件”には、その価値に無頓着な山田という男が住んでいた。しかし“幽霊アレルギー”の富豪・富良野が物件を管理している根津と手を組み、山田を家から追い出すことを計画する。退こうとしない山田と富良野・根津による争いは、霊能力者や殺し屋を巻き込みどんどんエスカレートしていく。 「黄龍の村」「グリーンバレット」など阪元裕吾の監督作に出演してきた大坂健太が山田役で主演。広山詞葉が富良野、ヤマダユウスケが根津に扮した。エアコンぶんぶんお姉さん、ウクレレえいじ、森羅万象、坂田聡も出演している。 鳴瀬は「SNSでは罵詈雑言が飛び交い、悪い印象がついてしまった者は表舞台に戻るのが難しくなった現代社会。それは[家]も同じ。不慮の死が一度でも起きた家は誰も住みたがらなくなり“事故物件”というレッテルを付けられる。完全オリジナルで製作した本作は、事故物件から想像を逸脱する数々のジャンルを駆け巡りつつ、レッテル=呪いに対しての[解放]を描いた作品です」と述べた。大坂、広山、ヤマダ、エアコンぶんぶんお姉さんのコメントは下記の通り。 なおYouTubeでは30秒予告が公開中。 ■ 鳴瀬聖人 コメント SNSでは罵詈雑言が飛び交い、悪い印象がついてしまった者は表舞台に戻るのが難しくなった現代社会。 それは[家]も同じ。不慮の死が一度でも起きた家は誰も住みたがらなくなり“事故物件”というレッテルを付けられる。 完全オリジナルで製作した本作は、事故物件から想像を逸脱する数々のジャンルを駆け巡りつつ、レッテル=呪いに対しての[解放]を描いた作品です。つまらない固定観念をぜんぶ吹き飛ばす“ネオ事故物件エンターテイメント”をどうぞお楽しみに!△ ※△は家の絵文字 ■ 大坂健太 コメント 絶対に無事故物件から立ち退かせたい管理会社&富豪 VS 絶対に無事故物件から立ち退かないフリーターの一大バトル映画です。「無」事故物件とは、と考えると「いや何億年前にこの地では恐竜が絶滅してるはずだから事故では…」などと果てしなく想像が広がります。無事故物件なのでもちろん幽霊は出ません。ただ、ヘンなキャラクターは大集結。ぜひ楽しんで観て下さると幸いです。 ■ 広山詞葉 コメント どんなジャンルになるのか分からないけど「何これヘンテコで面白そう!」が、最初に脚本を頂いた時の沸いた感情です。観たことのないジャンルだと思います。作品を観進めながら、思わず感動してしまう自身の感情に戸惑い始めることと思います。悔しさすら覚えるかもしれません。それで合っていると思います。キテレツな鳴瀬作品に沼ってしまってください。 ■ ヤマダユウスケ コメント 私の役どころは、国内全部事故物件になった世界の不動産屋です。最初は、「こんな設定、本当に映画化できるの?どうやって演じよう?」そう思いましたが、しっかりエンタメ作品になっていて驚きました! 鳴瀬監督の奇天烈な世界観が爆発しているところが、1番の見どころだと思います。個性的なキャラクターも勢揃いです。ぜひ、観てください! ■ エアコンぶんぶんお姉さん コメント エアコンぶんぶんお姉さんはちょっぴりドジだけどやる気たっぷりの新人不動産屋社員桧山ももを演じさせていただきました。もうこの時点で私にぴったりなんだけど!!! ありえないよと笑えるようで、でも他人事じゃない未来の日本で桧山ももとしてたくさん取り返しのつかない事をしてきましたのできっと皆さん楽しんでいただけると思います。桧山ももとしてみなさんに会えることを楽しみにしています! (c)エフドア