源田壮亮選手「WBCで骨折したときは、正直心が揺らいだ」背中を押した、妻・衛藤美彩からの“一言”
【父と子、我が子の場合。】西武・源田壮亮選手
共働き家庭を支えるwebサイトとして生まれた「with class」でスタートした「父と子、我が家の場合。」。お父さんの視点による子ども、そして家族との関わり合いをインタビューする連載です。 子どものおむつ替えも、着替えも何でもする! 西武・源田壮亮選手の写真を見る 第3回目のゲストは、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手。日々の育児のことや、妻である衛藤美彩さんとのコミュニケーションや夫婦間で心がけていること、また2023年に大きな話題となったWBCについても、たっぷりお話を伺いました。 最終回となるvol.4では、WBCの振り返りやキャプテンを務めるチームのこと、そして育児に奮闘する読者へのメッセージもいただきました。
骨折してしまったときは正直、心が揺らいだ
――2023年はWBCに出場し、主力選手として活躍されましたね。そして、見事世界一に! あらためてWBCへの思いを教えてください。 僕自身が子どもの頃にWBCを見て夢をたくさん与えてもらったので、日本代表選手として戦いたいとずっと思っていました。その舞台に立つことができてすごく燃えましたし、まさに夢のような時間を過ごすことができましたね。 ――ケガというアクシデントもあり、大変な戦いだったのでは? 1次ラウンドの途中で右手の小指を骨折してしまったときは正直、心が揺らぎました。試合に出続けたいけれど、できるだろうかと。実は、ここで背中を押してくれたのが妻でした。「絶対大丈夫だから、自分を信じて行っておいで」と言ってくれて、僕も本気でやれると思った。妻の後押しがめちゃくちゃ大きかったんです。 後々、妻と一緒に観戦していた人たちに聞いたら、ケガがわかった瞬間は妻は落ち込んで、うなだれていたらしくて。心配だったと思うのですが、すぐに気持ちを切り替えて、僕の気持ちを優先して送り出してくれた。強い人だなと思います。息子の存在ももちろん大きかったですし、家族に支えられて乗り切ったWBCでした。 もちろん所属するライオンズ球団 も「ここでリタイアしたら一生悔いが残るだろうから、後悔しないようにやってこい」と言ってくれて。周りの理解があってこそ成し遂げられたと思うので、感謝しかないし、僕は本当に人に恵まれていますね。