ひとシネマ執筆陣が選ぶ2025年の期待作:「アンデッド」「ゆきてかへらぬ」「ロングレッグス」「金子差入店」
2024年もたくさんの映画が、私たち映画ファンを楽しませてくれました。ひとシネマライターが、映画、動画配信サービスの作品から2025年の期待作を選びました。ひとシネマでは各ライターが選んだ「今年の10本」を掲載中。年末年始、そして新年の鑑賞のご参考まで。 【写真】愛する人が物言わぬ体でよみがえったとしたら? 「アンデッド/愛しき者の不在」の一場面
猛烈に好き!「アンデッド」:SYO
「アンデッド/愛しき者の不在」(テア・ビスタンダル監督)1月17日公開 「キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド」(ジュリアス・オナー監督)2月14日公開 「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(クリストファー・マッカリー監督)5月23日公開 直近で猛烈に好き!となったのは「アンデッド」。「ぼくのエリ」「ボーダー」の原作者が原作・脚本で関わった静謐(せいひつ)で哀愁漂うホラーです。愛する人が墓から物言わぬ死体としてよみがえったとき、どうするかという切ない物語。残り2本は「劇場で見るしかない!」とワクワクさせられる超大作。「ミッション~」は言わずもがな、「キャプアメ」は「サンダーボルツ」含めてマーベルの復権が来るか!?という点でも気になっています。
「ゆきてかへらぬ」根岸吉太郎監督16年ぶり新作:鈴木隆
「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督)2月21日公開 「アノーラ」(ショーン・ベイカー監督) 2月28日公開 「逃走」(足立正生監督)3月公開 根岸吉太郎監督16年ぶりの新作には期待せざるをえない。ショーン・ベイカー監督のカンヌ・パルムドール受賞作は何を見せてくれるのか。東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡を描いた足立正生監督作も楽しみ
見逃し厳禁「ロングレッグス」:高橋諭治
「ロングレッグス」(オズグッド・パーキンス監督) 3月14日公開 「サスカッチ・サンセット」(デヴィッド&ネイサン・ゼルナー監督) 2025年公開 「Nosferatu」(ロバート・エガース監督) おそらく2025年も多様なスリラー、ホラーが見られるだろう。なかでもFBIの若き女性捜査官が想像を絶する運命をたどる「ロングレッグス」は見逃し厳禁。奇想天外なビッグフット映画「サスカッチ・サンセット」、そしてロバート・エガースの監督の吸血鬼映画、ローズ・グラス監督の新作「Love Lies Bleeding」も楽しみでならない。