ひとシネマ執筆陣が選ぶ2025年の期待作:「アンデッド」「ゆきてかへらぬ」「ロングレッグス」「金子差入店」
新人の驚くべき力量「金子差入店」:洪相鉉
「嗤う蟲」(城定秀夫監督)1月24日公開 「ひとりたび」(石橋夕帆監督)2025年公開 「金子差入店」(古川豪)2025年公開 「Can't wait」という表現がぴったり合う2025年の日本映画ラインアップは、「ミッドサマー」に負けない城定秀夫のビレッジ<狂宴>スリラー「嗤う蟲」への期待で始まる。「朝がくるとむなしくなる」で新進気鋭の女性作家としての存在を印象づけた石橋夕帆の新作で、すでに韓国の観客を感動させた「ひとりたび」も期待される中、何より筆者が応援したいのは、満を持して登場した新人の驚くべき力量が光る古川豪の「金子差入店」である。劇場で感動の涙を流す数多くの機会が、まだまだ我々を待っているのだ。
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