モデル・起業家 中林美和さん×作家LiLy対談「起業人生ってこんなに楽しい!」
銀行からの融資は 借金ではなく「信用づくり」 ――美和さん
LiLyさん(以下、L):2018年にナチュラルスパブランド「MAROA」を立ち上げて、起業家として活躍している美和ちん。一方、私はセクシャルウェルネスブランド「Bedin」をスタートさせたばかり。ビジネスの世界を先に歩いている大先輩として、すごく尊敬しているの。 美和さん(以下、M):ふふふ。それはうれしいな。LiLyもすごくがんばっているよね。 L:美和ちんが起業すると聞いて、当時その背中を眺めていたけれど、まさか自分が同じように会社を立ち上げるなんて思ってもみなかったの。だから、この流れに驚いている自分がいる。 M:わかる、わかる。私も会社の代表になるなんて想像もできなかった。私もまだまだだけど、知ってる事はなんでも答えるから全部聞いてね。 L:はぁ、頼もしい。前に電話でこんなことを聞いたよね。「銀行から融資を受けるってどうやるの? それって借金? めちゃ怖いんだけど」って。そうしたら「大丈夫。『信用を作る』と思えばいい」って教えてくれて目からウロコだった! あまりに初心者で恥ずかしい話なんだけど真実だからな(笑)。 M:確かに借金って考えると怖いよね。でも、お金を借りて事業を大きくして信用を築いていく。その作業の一環なんだよね。もちろん私だって最初は何もわからなくて、突然メガバンクの窓口に行って「お金を借りたいんですけど」なんて言ったのも、今ではいい思い出。 L:そうやって自らトライアンドエラーで開拓していく姿勢、共感する! M:融資という言葉すら理解してなかったし!(笑)。 L:先日、会社の登記やらで銀行に行ったら、「ちょっと友達の住所で登録しちゃったんで覚えてないっすねー」って言ってる同年代女子がいて、彼女も代表取締役って言っていて、「その見切り発車感、仲間だわ、最高(笑)」って思ったんだよね。で、それをパートナーに言ったら「会社なんてそんくらいクレイジーじゃなきゃできないんですよ、逆に」って言ってて、笑ったよね(笑)。