詐欺撲滅へ!日光アイスバックスの選手が「1日生活安全部長」委嘱され広報活動
とちぎテレビ
犯罪行為によって報酬を受け取る「闇バイト」関連の強盗事件や、特殊詐欺が全国で相次ぐ中、栃木県宇都宮市で28日、アイスホッケー・H.C.栃木日光アイスバックスの選手が、被害防止の広報活動を行いました。 この広報活動は、栃木県警と県内の金融機関などでつくる防犯協議会が共同で、闇バイトや特殊詐欺の被害を防ごうとを行ったものです。活動をPRする「1日生活安全部長」にはH.C.栃木日光アイスバックスの鈴木健斗キャプテンが任命され、委嘱状が手渡されました。 (鈴木健斗キャプテン) 「被害が減らせるよう、広報活動頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いします」 参加者はこの後JR宇都宮駅で、アイスバックスのマスコットキャラクター・しかっちや県警のルリちゃんなどと一緒に、防犯を呼びかけるグッズが入った手さげをおよそ800部配りました。 県警によりますと、詐欺の中でもSNSを通じて投資を持ち掛ける「SNS型投資詐欺」や、恋愛関係を装ったりして金をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」が特に増えていて、今年に入ってから9月までに44件(昨年同期比+17件)あり、被害総額は7億3千万円あまり(昨年同期比+約2億3千万円)に上るということです。 県警察本部の生活安全企画課・黒嶋聡犯罪抑止対策官は「(特殊詐欺、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺ともに)被害総額も件数も昨年同期比で増えているので、1件でも詐欺の被害を阻止したいと考えている」と話しました。 鈴木健斗キャプテンは「父が北海道警察だったので、こういった活動(1日生活安全部長)を夢見ていたところもあるので、夢が叶ってうれしいです。詐欺被害が少なくなってもらいたいので、皆さんに気をつけて生活してもらえるといいなと思います」と話しました。
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