「間からライアン!」ムチを落としながらもデビュー10年目小林凌騎手が重賞初勝利/桐花賞
24年の岩手競馬を締めくくる桐花賞(M1、ダート2000メートル、12月31日=水沢)は、6番人気ライアン(牡5、水沢・佐藤浩、父ディープインパクト)が制した。 最内枠を生かし中団のインをロスなく追走。直線で馬場の真ん中に出されると、内で粘るミニアチュール、外から追い上げたノーブルサターンの真ん中からしぶとく前に出た。勝ちタイム2分6秒8。デビュー10年目の小林凌騎手(28)は首差の激戦を制し、うれしい重賞初勝利。インタビューでは「ちょっとびっくりというか実感がわかないですね。最後は焦りすぎてムチを落としちゃったんですけど、ゴールした時はもしかしたら勝ったかも、みたいな感触はありました。素直にうれしかったです」と振り返った。