「老後2000万円問題」が話題でしたが、最近物価が上がっているので2000万円じゃ足りない気がします。実際いくらあれば「老後の暮らし」は安心ですか?
物価の変動に備えて、今から生活防衛を!
最近の物価上昇は国際的な原材料不足や、円安による海外からの輸入コストの増加などが原因とされます。その背景には「ロシア・ウクライナ情勢」「世界的な人口増加」「気候変動」などがあるといわれています。 世界の人口については2050年まで増え続けると予想されており、気候変動についても「地球沸騰化」といわれるほどの気温の上昇が農作物の収穫に影響を与えています。戦争などの突発的な事象も起こりえます。これらのことから、今後も物価上昇のリスクは存在し続けるといえるでしょう。
まとめ
昨今の急激な物価上昇は、今後も起こりえることです。物価の変動は世界の動きと密接につながっていて、日本国内にいると実感のないような事象を理由に大きく変動することがあります。そして物価変動は、食費や光熱費、交通費など日々の暮らしに直結する費目に大きく影響を及ぼします。 将来の老後資金や生活費については、こうした物価変動が起こることも踏まえて可能な範囲で余裕を持って準備しておくことが、想定外のリスクを回避するために大切といえます。 出典 総務省 2020年基準消費者物価指数 全国2024年(令和6年)3月分(2024年4月19日公表) 執筆者:根本由佳 FP2級、中小企業診断士
ファイナンシャルフィールド編集部