ロシア派遣の北朝鮮軍は「栄養失調」状態か 1万人のうち1100人死亡説も 米紙など報道
1万人以上とされるロシア派遣の北朝鮮軍のが、北朝鮮側からの提案だったとの報道が出た。派遣初期にはロシアの要請があったとされていたが、その反対の形。23日に米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、米情報機関関係者の話として「北朝鮮が兵を派遣すると言うと、ロシアのプーチン大統領がこれをすみやかに受け入れた。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長はその後、少なくとも1万人の兵力をロシアに送った」と伝えた。 NYTによると「北朝鮮が最高の訓練を受けた特殊部隊を送ったが、多くの兵士が実は栄養失調状態だと米情報機関は把握している。関係者は『戦線に出ている北朝鮮軍が実際に戦力となっているかどうかについては判断しにくい』と話した」と報じた。 韓国のソウル新聞は24日「米合同参謀本部によると、ロシアに派遣された北朝鮮軍のうち、死傷者は約1100人にのぼる。北朝鮮は現在、交代または増員を準備している」と伝えた。