初優勝から2カ月、桑木志帆がツアー2勝目! メンタルトレーニングで集中力アップ「最後までショット力を信じられた
女子ゴルフの今季国内ツアー第24戦、ニトリレディスゴルフトーナメント最終日が25日、北海道苫小牧市の桂ゴルフ倶楽部で行われ、首位タイから出た21歳の桑木志帆が4バーディ、2ボギーの70で回り、通算12アンダーで逃げ切った。初優勝を果たした6月の資生堂レディス以来の今季2勝目で通算でも2勝目となった。鶴岡果恋、ぺ・ソンウが1打差の通算11アンダーで2位。政田夢乃、森田遥、宮澤美咲、上田桃子が4位を分けた。 桑木志帆のドライバーショット【連続写真】
「最後までショット力を信じられたのがよかった」(桑木)
笑顔の花が咲いた。 最終18番で桑木は1メートルのウィニングパットを沈めると、パターを持った右手と左手を高々と突き上げた。6月末の資生堂レディスで初優勝を果たしたときは感激の涙を流したが、この日は涙はなし。グリーンを埋め尽くしたギャラリーの声援を柔らかい笑みで受け止めた。 優勝インタビューでも落ち着いて受け答えをした。 「とても緊張したんですけど、ショットの調子がよかったので、最後までショット力を信じられたのがよかったです。(2勝目は)うれしいです。今は安心したというか、ほっとした気持ちでいっぱいです」 大混戦を制した。 脇元華と並ぶ1打差トップタイからスタート。4番で4メートル、6番で3メートルのバーディパットを沈めて流れを呼び込んだ。10番で第3打を2.5メートルにつけて通算13アンダーまでスコアを伸ばした時点では独走態勢に入りかけていたが、13番でこの日初めてのミスショットが出た。ティーショットを左へ曲げて、第2打は木がスタイミーになり、右へ打ち出すしかなく、このホールはボギー。16番もカップの右手前8メートルから3パットのボギーとし、通算11アンダーで上田桃子、鶴岡果恋に並ばれてしまった。
勝負どころの集中力でピンチを抜け出した。 16番でこの日2つめのボギーをたたいた直後の17番でスーパーショットを披露した。フェアウェイからピンまで130ヤードの第2打を9Iで打って、ピン左奥2メートルにピタリ。このバーディチャンスをしっかりとものにして、再び単独首位に立った。 「16番で3パットしてしまって、萎えかけたんですけど、逆にボギーを打ってから取り返そうという気持ち、やる気が復活したので、悪くは思っていないです。17番はセカンドショットもパットもいい感じで打てました」 迎えた18番は第1打で左フェアウェイギリギリをとらえ、第2打で確実にグリーンをキャッチ。カップの左奥8メートルからファーストパットを1メートルに寄せて、最後はスキを見せずに逃げ切った。
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