酔うと長い上司に「そろそろ帰ったほうがいいですよ」はNG。ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
酔うと長い上司を帰らせる言葉
会社の飲み会の終盤。深い時間帯でも酔っぱらって上機嫌な上司がなかなか帰ろうとしない。店側も帰ってほしいようだが、熱弁に口を挟みづらいのか苦笑いするだけ。どうやったら、めんどくさい上司をスムーズに帰らせることができるだろうか?
冷静に説得するよりも「帰って当然」な状況をつくる
深い時間だというのに飲み会をお開きにしようとしない人っていますよね。ぶっちゃけ、そんな人と飲みに行かなければいいけど、上司だと断れないので厄介です。 そういう人に対して無理に帰ろうと促すと、気分を害してキレることも少なくありません。なので、何かを伝えて帰らせようとするのは実は得策ではない。状況的に帰らなければいけない、それも“自動的に起きた出来事”であることを演出するのがいいです。 例えば、スーパーとかでは閉店間際の時間になると「蛍の光」が流れてきます。時間によって自動的に流れるだけで客を追い出そうとしているわけではないですが、客としては雰囲気が変わったことで出ていかないといけないというのを察しますよね。ほかの飲食店でも、BGMを止めたり店の照明を明るくしたり、暖簾を外したり慌ただしくキッチンを片づけたり、テーブルの上に椅子を載せ始めたりすると閉店感が出てきます。 こういった“帰らないといけない雰囲気”を演出すると、普通の感覚の人なら「帰らなきゃいけない」と思うはず。それに、同席している人もプレッシャーを感じて「閉店時間みたいですよ」と促してくれることも。帰りたがっている人が主導権を握れるようなアシストになっているのですね。 これは上司が帰りたがらない場合にも使えて、閉店時間になっても客に気を使うような店であれば「閉店の準備を始めてもらえますか?」とお店側に言ったりするのもアリです。