イチョウガニ展示 エビとカニの水族館、和歌山県すさみ
秋の紅葉シーズンに合わせ、和歌山県すさみ町江住にある町立エビとカニの水族館は、甲がイチョウの葉のような形が名前の由来になっているイチョウガニの仲間、ヨーロッパイチョウガニを展示している。 【ペンギン4羽が仲間入り エビとカニの水族館、和歌山県すさみ町の記事はこちら】 成長すると甲幅20センチを超える大型種で、幅の広い甲が特徴。ノルウェー以南からイギリス、アイルランド、地中海沿岸に生息する。ヨーロッパ各地で食用種として漁獲されており、日本にも生きたまま輸出されているという。 水族館で展示している個体は、10月に東京の輸入業者から購入した甲幅約20センチ、重さ約1キロの雌1匹。これまでアメリカイチョウガニを展示したことはあったが、ヨーロッパイチョウガニの展示は初めてという。 平井厚志館長は「この時季にぴったりのカニを観賞しながら、季節の移ろいを楽しんでもらえれば」と話している。 開館時間は午前9時~午後5時(最終入館午後4時20分)。年中無休。問い合わせは水族館(0739・58・8007)へ。
紀伊民報