宮城・南三陸町長が記者会見(全文3・質疑/完)安倍首相の対応の評価など
安倍首相の対応の評価について
記者:(英語) 通訳:東日本大震災の安倍さんの対応を1から5っていうふうに評価するのですか。 佐藤:なかなかこの場所で言いづらい話かなと思います。ただ非常に、当時震災から見てお話させていただきますけど、やっぱり震災のときの、当時民主党政権で、たぶん皆さんもご存じのように、復興庁ができたのがもう11カ月たってしかできなかったんですよね。その辺の当時の政権の震災の対応というのと、それからたぶんそれを当時の自民党、野党でいろいろ、その辺を今度国会で、いわゆる突っ込んできた。ですからある意味政権交代になった際に、自民党としてはね、課題がこんなにいっぱいあるっていうことを認識しながら政権交代しましたんで、ある意味復興に向けての後押しっていうんですかね、スピード感っていうのは、それは上がったなと思います。そこはやっぱり安倍総理の判断がある意味、良かったんだろうなというふうに私は思ってるんです。昨今はまた別でいろいろ問題ありますけどね。 たぶんこれから東京直下型地震とか南海トラフ地震が想定されてて、この5年間をずっと私、経験してきて、限りなく復興のスピードっていうのは政治です。ここに私、尽きると思います。結局、制度に合わない災害が起きるんですよね。制度に合わない災害で来たときにどうそれを判断をするかっていうと政治家しかいないんですね。やっぱり官僚の方々は優秀な方々でそのとおりに進めるんですが、ところが合わなくなった場合に、そこは誰がじゃあ突破口開くかといったら政治しかないと私は思います。 今日は少し穏やかにお話ししてるんですが、辛口で話をするときも実はあるんです、この震災の関係で、復興の関係で。私はある意味辛口で言うっていうのは、何も復興庁とかほかがいいの、悪いのっていうそういうレベルの話をしてるんじゃないんです。私、言ってるのはさっき言いましたよね、東京直下とか南海トラフが起きたときに、もうたぶん南海トラフ、東京直下が起きて、東日本大震災クラスのが起きた場合に、たぶん日本沈没すると私、思ってるんです。それほどの大災害になると思ってるんです。日本がなくなっていいのか。そのときに何をしなきゃならないかっていったらば、さっき言ったちょっと辛口の話をほかで言うんですけど、それはやっぱり政治としていかにスピードあげて対応に当たっていかなきゃいけないかということを、この東日本大震災を教訓にしないと、なんのためにこの東日本大震災だったんだっていう思いが非常に強いんですよ。そこはやっぱりわれわれも危機感、ほかの国家っていうか、南海トラフとかの問題についても非常に私も危機感を持っているのはそういうことなんです。 結局、経験したからこそ言える立場の人間って、やっぱり言っていかなきゃいけないと私は思ってるんです。ということでお隣で、もうそろそろ終りよ、という話なので。 (完)