アジア杯2015MVPが31歳でプレミアリーグデビューへ…イングランド2部&3部で苦節11年、豪代表復帰にも前進か
イプスウィッチ・タウンの元オーストラリア代表MFマッシモ・ルオンゴ(31)。下部リーグでプレーすること11年、ようやくトップディビジョンに立つ。豪『news.com.au』が伝える。 シドニー出身のオーストラリア人MFルオンゴは、18歳でトッテナム下部組織に入団。 スパーズでU-21チームまでは駆け上がったが、トップ正式昇格はならず、20歳となった2013年夏、EFLリーグ1(イングランド3部)のスウィンドン・タウンに放出される。 スウィンドンでの活躍から2014年にオーストラリア代表入りを果たし、母国開催となったアジアカップ2015では優勝&MVPなど、一時期は同代表随一のスタープレーヤーに君臨。アジア杯2019までで通算42キャップ6得点を記録した。 しかし、アジア杯2019直後から完全フェードアウトし、昨年10月に4年ぶり復帰も、2024年に入ってから再び招集なし。 その傍ら、クラブキャリアは2015年夏のQPR移籍でイングランド2部に上がるも、そこから7年半の2部生活。古豪ミドルズブラに所属していた昨年1月、構想外となり、とうとう当時3部のイプスウィッチへと放出された。 それでも、イプスウィッチですぐに主軸となったルオンゴは、半年で2部昇格に貢献。迎えた昨季、自身も主軸にとどまったイプスウィッチは開幕からとにかく勝ち続け、1年でのプレミアリーグ昇格を成し遂げた。 トッテナムを退団してから苦節11年、31歳となったルオンゴは今季もイプスウィッチの主力格と見なされ、悲願のプレミアリーグ初出場はもはや確実か。 クラブキャリア初のトップディビジョンにして、世界最高峰の舞台プレミアリーグ。イプスウィッチは17日、第1節でリバプールを本拠地ポートマン・ロードに迎え撃つ。 ルオンゴにとっては、オーストラリア代表復帰に向けても、大きな一歩となるはずだ。
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