【装蹄師・西内荘コラム】帝王賞で担当馬が優勝
北九州記念は3頭出し
今週から始まる小倉競馬は例年よりずいぶん早い開催で、あっという間の短い小倉開催です。小倉開催後は関西圏の競馬が2週お休みになる開催日程は、私たち装蹄師には装蹄するローテーションを組みにくくて頭を悩ましそう。でも調整するしかないですけど、今までの経験値から中京がいちばん暑いのではないのかな?と思うのでお盆頃から始まる中京開催は今から心配です。 昔は夏の定番、お店の中に入ってくる小倉祇園太鼓の中で夜を満喫していたので、早く始まる小倉は久しぶりに太鼓が聴けるのはオールド競馬人にとって懐かしく感じるでしょうね。私は今週北海道なので小倉に行けないですが、短い開催なので予定を捩じ込まないといけないです(笑) 上半期の総決算、宝塚記念は勝ち馬が強くて惜敗でしたが、ダートのチャンピオンを決する帝王賞は担当馬キングズソードが優勝。歳を追う毎に馬体がしっかりしていくソードは装蹄でもパワー負荷をかけられる蹄鉄を履かせられるようになって、蹄鉄を馬場に合わせ選択できるのは頼もしいかぎりです。 北九州記念はテイエムスパーダ、ヤクシマ、メディーヴァルの3頭。テイエムスパーダは勝つか大敗か極端ですが、装蹄後の歩様がスムーズだったのは良い傾向です。あと、スマートジェイナに期待ですが、能力を発揮できればクラスが違う力がある馬です。 ●6月29日(土) ・函館 2R ルクスミッシェル ・福島 9R ヤマニンアラクリア ・小倉 10R メイショウホマレ 12R サンライズタイソン ●6月30日(日) ・函館 3R ルクスアドラー 6R ドウアドバンテージ 10R オウバウトウリ 11R ショウナンバシット ・小倉 1R レガーミ 8R スマートジェイナ 10R ヘニータイフーン 11R テイエムスパーダ 以上が装蹄から感じた好感触馬です。
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