パンサラッサがシャトル種牡馬として供用される豪州行きに向けて検疫入り
今春から北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りし、初年度は54頭の繁殖牝馬を集めたパンサラッサ(牡7、父ロードカナロア)が1日、シャトル種牡馬として供用されるユーロン・スタッド(豪州)への出発に向けて北海道白老町の輸出検疫施設に移動した。降りしきる雨の中、パンサラッサは少し名残惜しそうな様子も見せていたが、アロースタッドのスタッフに促され馬運車に乗り込んだ。 出発を見守った(株)ジェイエス事務局の大西恵介氏は「無事に日本での(種付け)シーズンを終え、送り出せたことをホッとしています。豪州でもユーロングループの良質な繁殖牝馬を用意していると聞いています。早く向こうの環境に慣れて頑張ってほしいです」とエールを送った。7月中旬の出国を予定しており、豪州での種付け料は1万6500豪ドル(約170万円)となっている。