1日約2万7000食! 70周年の横浜駅弁「シウマイ弁当」は、どのようにして出来るのか?
横浜名物シウマイと幕の内弁当を組み合わせてできた「シウマイ弁当」。三崎港のある神奈川らしい鮪の漬け焼(焼魚)、蒲鉾、玉子焼きと幕の内“三種の神器”が入った正統派の弁当です。列車でいただくことを前提に作られたひと口サイズの昔ながらのシウマイが5個入っているのもちょうどいいですね。私も一般的な焼売の上に載っていたグリンピースが苦手でしたので、崎陽軒のシウマイのおかげで苦手を克服できたと感じています。
新橋~横浜間で始まった日本の鉄道ですが、その後、東海道本線として西へと延びて、明治22(1889)年に神戸までが全通します。しかし、崎陽軒の創業は、明治41(1908)年。東海道本線沿線の構内営業者としては最古参ではありません。いったい崎陽軒は、どのようにして生まれ、首都圏ではまず知らない人のいない存在となっていったのでしょうか?
ライター望月の駅弁膝栗毛 「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介! 著者:望月崇史昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。 駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/