窃盗グループ主犯格の男を逮捕…「頭が混乱している」札幌市近郊で75件の犯行に関与か 逮捕時「警察来たよ」と男を逃がそうとした元妻も犯人隠匿容疑 札幌市
札幌市近郊で犯行を繰り返していた窃盗グループの主犯格の35歳の男が逮捕されました。 建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定、自称自営業の小松勇一容疑者(35)と、札幌刑務所で服役中の34歳の男です。 2人は2022年5月、窃盗グループのメンバーとして恵庭市本町のデイサービス事務所に窓ガラスを割って侵入し、現金5289円とクレジットカードなどが入った手提げ金庫1個を盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、小松容疑者は5人組の窃盗グループの主犯格でした。 この窃盗グループは2021年から2022年にかけて、札幌市近郊の会社事務所などに侵入して窃盗の犯行を75件繰り返し、被害総額は2000万円以上にのぼっています。 小松容疑者以外の4人は、2022年にすでに逮捕されていて、刑が確定していますが、小松容疑者だけが逃亡していました。 警察は2年にわたって小松容疑者の足どりを追い、札幌市豊平区平岸の元妻の自宅に潜伏していることを突き止め、11月28日に逮捕しました。 警察の調べに対し小松容疑者は「頭が混乱している。少し前の出来事なので整理してから話します」と認否を留保しています。 この事件では、警察が小松容疑者を逮捕しようとした際、「警察来たよ」などと声をあげ、小松容疑者を逃がそうとしたとして、元妻で26歳の女も犯人隠避の疑いで逮捕されています。
北海道放送(株)
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