日向坂46小坂菜緒 2年半ぶりセンターのエース、強い使命感を胸に「この先も続けます」
日向坂46小坂菜緒(22)が、1月29日に発売の13枚目シングル「卒業写真だけが知ってる」で約2年半ぶりのセンターに立つ。先輩一期生たちの卒業や、若手の四期生たちの成長を感じながら、グループ愛は深まるばかり。強い使命感を胸に、2025年の日向坂46を導く。【横山慧】(取材は12月下旬) ★今回は大丈夫だよ 22年6月リリースの7枚目シングル「僕なんか」以来、6作ぶりのセンター。当時は活動復帰直後で「あの時は正直地に足がついていない状態で、なんとか戻らなきゃいけない、って必死でした。ご心配をおかけしてしまったと自覚していますし、今回は大丈夫だよ、ってことも素直に伝えたいです」と回想した。 「今回は、今までずっとグループを引っ張ってくれた(加藤)史帆さんがいなくなってしまうタイミングの次のシングルということで、私が前に立って引っ張っていかなきゃいけないんだろうな、という使命感があります。両脇にいてくれる四期生の(正源司)陽子とかほりん(藤嶌果歩)も引っ張っていきたいです」 「卒業写真だけが知ってる」は疾走感ある春らしい爽やかなナンバー。「日向坂46初の卒業をテーマにした曲でありつつ恋愛要素もあったりして、特に学生の方たちの心にすごく響くような曲だと思います」と解説。「ダンスは伸びやかで、しなやかに体を動かすことがテーマ。春の華やかな日向坂46を見ていただきたいです」とアピールした。 「最近までは、センターに立つ子とか、メンバーを支えるイメージだったんですけど、次に支えるのは多分『日向坂46』なんだろうな、ってすごく感じています。自分が先頭に立って、ファンの方々を含めてグループ自体を1歩でも先に進むように導くのが今回の役割だと思っています」 ★それでも前を向く 3月にデビュー5周年を迎える日向坂46の現状を「四期生が入ってきてくれて、はじけるパワフル感やパッションがプラスされた気がします」と分析した。 「これまでの活動でそれぞれにいろんな困難だったり、悔しい思いもあったりすると思うんですけど、それでも前を向き続ける人がこのグループには絶対にいるので。みんなで肩組むのは忘れない、根っからの体育会系みたいなところも変わらず。それが日向坂46の良さだと思います」 昨年発売された2枚のシングルはどちらも四期生がセンターを務めた。「新しい日向坂46を見ていただいた1年だったと思います。25年は、二、三期生がより軸になって頑張っていく年になるんだと感じています。新しい日向坂46をしっかり固めていきたいです」と意気込んだ。「先輩たちの卒業も続いている分、二、三期生でグループの今後について話す機会も増えてきました」と明かした。 ★25年エースの誓い タイトルに「卒業」を含むため、今作のセンターが発表された直後には、小坂が卒業するのでは、という臆測も一部で広がった。「いろんなところで『この先も続けます』と言っているんですけど、なかなか信じてもらえなくて…信じてほしいです」と苦笑しつつ、「25年はよりファンの方たちに親身になって活動したいです!」と約束した。 「ずっと日向坂46のことを考えています。大好きな日向坂46をもっと広めていきたい。それを引っ張っていける1年にしたいです」 エースの誓いが、日向坂46を押し上げる。 ◆小坂菜緒(こさか・なお)2002年(平14)9月7日、大阪生まれ。愛称「こさかな」「なお」。17年8月加入の二期生。シングル6作でセンターはグループ最多。「ソニー損保」CM出演中。アニメやゲームも大好き。161・5センチ。血液型O。