【サウジアラビアRC】複勝率66.7%「ノーザンファーム生産」のアルレッキーノ 前走の勝ち時計からここは通過点
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は10月5日(土)に東京競馬場で行われるサウジアラビアRCについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【毎日王冠2024 推奨馬】能力は断然No.1!複数の好データ持ちで圧勝だ SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった頭を検討対象とし、いちょうS時代やGⅢ格上げ前も含めた過去10年のデータを使用する。 サウジアラビアRCは2歳戦ということもあり使えるデータが限られているが、過去にはグランアレグリアやサリオスなど多数のGⅠ馬を輩出していて重要な一戦であることは疑いようもない。 当レースで注目したいのは生産者のデータだ。基本的に生産者は馬を生産して馬主に売れば役目を終えるのであまりデータとしては活用できないのだが、ノーザンファーム生産馬においては生産だけにとどまらずその後の育成もノーザンファームが行うことが多いからデータとして扱いやすい。 そのノーザンファーム生産馬は【4-7-5-8】勝率16.7%、複勝率66.7%という成績。好走馬の半分以上を占めているのだから圧倒的だ。 2歳の春頃まではノーザンファーム空港、早来といった北海道の施設でトレーニングを積み、臨戦態勢がある程度整うとノーザンファームしがらき、天栄という本州の施設でトレーニングを行う。国内最高と言える設備とスタッフを備えているため、馬の素質を引き出すという点に関しても他の牧場より早いことが多い。 【ノーザンファーム生産の出走予定馬】 ・アルテヴェローチェ ・アルレッキーノ ・タイセイカレント ・ヒシアマン
前走の内容:アルレッキーノの未勝利戦
アルレッキーノの前走は新潟芝1600mの未勝利戦で、結果は1着。新馬戦は圧倒的な支持を集めながら2着に負けてしまったが、国枝栄厩舎は新馬戦で仕上げきらないことが多く成績も良くないため、そこまで気にする必要はない。 前走は終始馬なりで回ってきただけで特筆すべき箇所はなかったのだが、勝ち時計1分33秒3は優秀。本馬に競ってくる馬がおらず、かつ馬なりでこれだけの好タイムを出してしまうのだから、能力に関しては言うことがない。 結果的に後続に7馬身差をつける楽勝となったが、アルレッキーノに肉薄する馬がいればもっと時計は詰まっただろう。まだまだ能力の底は見えない。競馬場が異なるため一概には言えないが、1分33秒3は例年ならサウジアラビアRCの勝ち時計に匹敵する。ここは大注目だ。