今年のタイ経済成長率は2.7%、来年は2.9%に加速=IMF
[バンコク 27日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)はタイの経済成長率について、今後予定されている財政刺激策と公共投資拡大により、今年は2.7%、来年は2.9%に加速するとの見通しを示した。 民間消費は景気刺激策によって堅調に推移し、民間投資も拡大が見込まれるとした。 IMFは、タイ中央銀行が10月に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げたことを評価し、追加利下げは景気回復を下支えすると指摘した。 「引き続き高い不確実性とインフレに対する双方向のリスクを踏まえると、当局はデータと見通しを重視した方法で金融政策スタンスを調整する準備を整えるべきで、柔軟な為替レートは引き続きショックアブソーバーとして機能する」と説明した。