「この50年間で最高――」英代表監督が再びの決勝進出に手応え! 批判に本音「誰もが愛されたいと思っている。辛い」【EURO】
3年前の前回はイタリア相手にPK戦の末に涙
現地時間7月10日に開催されたEURO2024の準決勝で、ガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランドは、オランダとドイツのドルトムントで対戦。先制を許すも、ハリー・ケインとオリー・ワトキンスの得点で、2-1の逆転勝利を収め、初制覇に王手を懸けた。 【PHOTO】華やかで可憐なスタジアムの華!EUROで躍動する名手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介! イングランドはこれで、自国の聖地ウェンブリーでイタリアと戦い、PK戦の末に敗れた前回から、2大会連続で決勝進出だ。英公共放送『BBC』によれば、サウスゲイト監督は自分たちの実績に胸を張り、手応えをこう示した。 「私はイングランドフットボールを改善するためにこの仕事を引き受けた。そして我々は今、2度目のファイナルに臨む。前回は(自国でのワールドカップを制した1966年以来)50年以上ぶりだった。今回は初の海外でのファイナルだ。 我々はこの50年間で最高の夜をサポーターに提供してきた。それをとても誇りに思っている。ホームのみんなが、私たちやスタジアムにいた人たちと同じように感じてくれているのなら嬉しい。だが、まだ終わってはいない。最大の試練が待っている。私たちはトーナメントで優勝するためにここに来た」 一部のファンからは猛批判を浴び、スタンドからビールのカップを投げつけられたこともあった。53歳の指揮官は「誰もが愛されたいと思っているはずだよね? 国のために何かをしている時、誇り高きイングランド人である時、それが感じられず、批判ばかりが目につくのは辛い」と率直な想いを口に。根っこの部分は、自分もみんなと同じファンだと訴えた。 「2度目のファイナルを祝えるのは、とても特別だ。もし私が芝生の上にいなかったら、ファンのように見て祝っていただろう。自分がチームを選ばなければならないわけだから、今夜のような夜を彼らに与えられたのは本当に特別だ。我々は勝つため、今大会最高のチームと対戦するために来た。私たちはまだここにいて、戦っているんだ」 母国で、それもあと一歩で優勝を逃した3年前の悔しさを、ドイツで晴らせるか。手ぶらで帰る気は毛頭ない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部