動き加速する2025年F1ドライバーラインアップ! ペレス残留決定で、次なる注目は角田裕毅の去就とメルセデスの”残り1席”
■アウディはドライバーにとってリスク? それとも金脈?
キック・ザウバーは、現在の成績は低迷しているが、2026年以降ということを考えれば注目の的となるチームである。同チームは2026年からアウディのワークスチームとなることが決まっているため、そのシートを手にすることができれば、ドライバーとしての将来の安泰につながる可能性も十二分にある。 すでにそのひとつを掴んだのがヒュルケンベルグ。ドイツメーカーのアウディが、ドイツ人ドライバーを起用したいと考えるのは、大変自然なことだろう。 一方でもうひとりのドライバーについては、サインツJr.が最有力であるのは間違いない。自動車メーカー系のワークスチームとしては、優勝を含め多くの成功体験を持っているドライバーも確保しておきたいところ。ヒュルケンベルグは経験はあれど、未だにF1では表彰台の獲得経験がゼロなのである。 現在去就が決まっていない現役ドライバーの中で複数回の優勝経験があるのは、サインツJr.、ボッタス、リカルドの3人。その中では、サインツJrのここ最近の速さは目を見張るモノがあり、アウディのお眼鏡に適う存在だと言えるだろう。ただサインツJr.側がザウバー加入には難色を示しているという話もあり、今後どうなっていくかわからない。
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