『相棒』水谷豊から『オクラ』杉野遥亮へ、反町隆史の“新相棒”に高まる期待

　もう一つどうしても注目してしまうのが、“刑事役”という部分。ネット上でも「右京さんと冠城とは逆の関係性に期待」「『相棒』を卒業して新たな相棒か」と反町が約6年間に渡って『相棒』（テレビ朝日系）で演じていた刑事・冠城亘を意識した投稿が目立った。 　冠城は、水谷豊演じる杉下右京の4代目相棒としてドラマに登場した。最初は法務省からの出向という立場だったため、これまでの“相棒”とは右京との距離感が違っていたが、徐々に「似た者」と言われるようなバディだった。 　今回、千寿がバディを組むのが、杉野演じる不破利己だ。利己はインテリで有能な刑事だったが、こちらもある理由でオクラに異動。非常に頭脳派で理屈っぽく、人の揚げ足ばかり取るクールでタイパ重視の省エネな令和刑事。千寿とは正反対であり、千寿からはロボット扱いされるという設定だ。 　放送前なので、2人の距離感がどんなテイストになるのかは、字面でしか分からないが、『相棒』とは大きく関係性が違うバディものになりそうである。まったく性格の違う令和的な後輩をどのように導き、事件を解決していくのかも作品の大きな見どころの一つとなるだろう。 　　またフジテレビの火曜21時枠は、2015年の『ゴーストライター』以来9年ぶりの復活となる。元々、火曜21時枠といえば、ドンパチ刑事ドラマの流れを変えたと言われている『踊る大捜査線』が放送されていた枠。フジテレビ系では、2002年に放送されたドラマ『ダブルスコア』で、反町は押尾学と共に刑事バディものに出演しているが、杉野という若手実力派俳優と共に、どんな刑事ものを作り上げるのか注目だ。 参照 https://realsound.jp/movie/2024/08/post-1755480.html