伊藤匠新叡王「少しずつ喜びがこみ上げてきた」笑顔で一夜明け会見 藤井聡太七冠の地元「のぼりをおろすつもりはなかったが…」
CBCテレビ
藤井八冠が「七冠」に陥落。そして、若き伊藤新叡王の誕生に将棋ファンからは喜びや悲しみ、期待の声が上がりました。20日の終局後から21日までの動きをまとめました。 【写真を見る】伊藤匠新叡王「少しずつ喜びがこみ上げてきた」笑顔で一夜明け会見 藤井聡太七冠の地元「のぼりをおろすつもりはなかったが…」 21日午後6時32分。山梨県甲府市の「大盤解説会の会場」では、両者を称える拍手が。激闘は終わりました。 伊藤匠「新叡王」誕生にファンは… (伊藤叡王のファン) Q勝利の瞬間どうでした? 「『おめでとうございます』と心の中で言った」 (伊藤叡王のファン) 「大熱戦で勝った」 Q表情は違いました? 「違いました。大人になって自信があふれて、きっとますます強くなって、藤井さんといい対局を期待する」 一方、会場の藤井七冠ファンは… (藤井七冠のファン) 「もうきょうダメです。泣いちゃった」 (藤井七冠のファン) 「涙しながら見ていた」 「伊藤新叡王が強かった」 また、藤井七冠の地元・愛知県瀬戸市。タイトル戦負けなしの絶対王者の敗戦をはじめて受け止めなければなりませんでした。 (藤井七冠のファン) 「残念の一言だが、最後まで頑張ってくれた」 「がーんという気持ちが止まらない。もう一回八冠をとると思う」 終局から30分後、午後7時すぎになり… (平野菫記者) 「防衛を祝って割られる予定だったくす玉が、下ろされていきます」 ■一夜明け会見で…伊藤新叡王「少しずつ喜びがこみ上げてきた」 そして、戦いを終えた藤井七冠は改めて甲府市の会場に集まったファンの前で… (藤井七冠) 「シリーズを通して、終盤戦でのミスが結果につながった。伊藤さんの強さを感じることが多かったので、糧にして頑張っていきたい」 一夜明けた午前10時の瀬戸市。これまで商業施設に掲げてきた、8つのタイトルが染め抜かれたのぼりのうち「叡王」が… (パルティせと店舗会 野杁晃輔事務局長) 「おろすつもりはなかったが、結果が出てしまったので…」 「叡王」ののぼりは、いったん丸めて今後、藤井七冠があらためて奪取したときにいつでも披露できるよう、再び吊るされました。 (パルティせと店舗会 牧治会長) 「もうすぐ永世棋聖になるかもしれないので、棋聖を『永世棋聖』に変えたい」