「チームをがっかりさせた」ゴベアがドンチッチの劇的弾を悔恨「ルカには(ディフェンスが)十分じゃなかった」<DUNKSHOOT>
2003-04シーズン以来、球団史上2度目のウエスタン・カンファレンス決勝に挑んでいるミネソタ・ティンバーウルブズ。しかし第5シードのダラス・マーベリックスを相手にホームでの第1、2戦を落とし、シリーズ0勝2敗とここまで劣勢を強いられている。 【動画】ドンチッチの劇的弾をもう一度! 特に第2戦は、最大18点のリードを奪いながらも痛恨の逆転負け。第4クォーター残り4秒、守護神ルディ・ゴベアの上からルカ・ドンチッチに劇的決勝弾を決められ失意の敗北を喫した。 このディフェンスについて「普通のNBA選手ならなんとかなる。でもルカの場合だと十分じゃなかったんだ」と試合後に悔やんだゴベア。 ドンチッチの動きに対して食らいつき、得意の左ステップバックを阻止しようと警戒するも、この場面ではドンチッチが右ステップバックを選択。ゴベアが手を伸ばしてコンテストするも、余裕を持ってリリースして決め切った。 「最後のプレーでチームをがっかりさせてしまった。みんなは僕に、彼(ドンチッチ)が得点するのをストップしてくれると信じてくれていた。そこで彼は3点を入れた。彼がものすごいことをやってのけたのさ。僕はもっとうまくやる必要があったと責任を感じている」 そう語り、第2戦の惜敗を悔恨したゴベア。今季、3年ぶり4度目の最優秀守備選手賞に輝いたディフェンスのスペシャリスト越しにリングを射抜いたとあっては、決めたドンチッチを褒めるほかないだろう。 ホームで2連敗を喫したウルブズは、敵地アメリカンエアラインズ・センターへ乗り込み、現地時間5月26日(日本時間27日)に第3戦、28日(同29日)に第4戦へ臨む。 ウルブズは2戦を終えて平均106.5点こそ残すも、フィールドゴール成功率は42.0%とショットは不発。特にアンソニー・エドワーズがシリーズ平均20.0点に同成功率33.3%、カール・アンソニー・タウンズが平均15.5点に同27.8%と相手守備に苦戦しているだけに、彼らの奮起が求められる。 文●秋山裕之(フリーライター)
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