【U23日本代表】斉藤光毅&三戸舜介、10時間移動後でも充実感 両翼がもう一段階上に引き上げる
サッカーU-23日本代表が13日、パリ五輪メンバー発表前最後の強化試合となった米国遠征から帰国した。 MF斉藤光毅(22)とMF三戸舜介(21)のオランダリーグ・スパルタコンビは、10時間超の長時間フライト後でも表情に充実感がにじみ出ていた。ともに4~5月のパリ五輪アジア最終予選兼U-23アジア杯カタール大会には、クラブ事情で不参加。もどかしい思いを抱えながら一緒に試合を見るなどして、五輪へのモチベーションを高めたという。 11日(日本時間12日)の米国戦ではそろって先発出場。クラブと同様、斉藤が左、三戸が右で積極的にチャンスを生み出した。1点目のPKを獲得した斉藤は「ストロングポイントは多少出せた」といい、2点目を演出した三戸も「得点に絡んだところは良かった」うなずいた。 常連だったとはいえ、最終予選で1度できあがった組織にすぐさまフィットする適応力を発揮した。斉藤は「すごく良いチームだなと感じた。自分も置いていかれないように頑張らないといけないと思いました」。三戸は「サッカーも楽しかったし、久しぶりにみんなと会えて楽しかった」と満足げだった。 オーバーエージを含めた18人の代表は7月3日に発表される。「やれることはやった」と斉藤。ピッチ外でもともに時間を過ごすことが多いという両翼が、アジア王者に輝いたチームをもう一段階上に引き上げそうだ。【佐藤成】