イエレン米財務長官「金利予想を引き上げた」、歳入増加の必要性強調
(ブルームバーグ): 金利は長期的に依然見込んだよりも高くなる見通しで、それが米政府の借り入れ需要抑制を困難にすると、イエレン財務長官が指摘した。共和党議員と歳入増加について協議することがとりわけ重要になっているという。
イエレン氏は24日のブルームバーグニュースとのインタビューで、「われわれは金利予想を引き上げた」と発言。「これで確かに違いが生まれる。財政赤字や金利費用の抑制がもう少し難しくなる」と続けた。
バイデン政権の予算案について、持続可能な財政軌道を確保するものだとイエレン氏は説明。国内総生産(GDP)に対するインフレ調整後の利払いの比率を重視しているとあらためて強調した。この比率は昨年上昇したが、ホワイトハウスは1.3%前後で向こう10年間安定するとみている。
「私は厳格な規則を設けてはいないが、2%以上になるのは望まない」とイエレン氏は語った。この発言は政府の利払い費用の水準について述べた中でこれまでで最も具体的で、以前は政権が予想しているのは「歴史的に標準的な」債務コストだと説明していた。
原題:Yellen Says Higher Path for Rates Boosts Need to Lift Revenue(抜粋)
--取材協力:Zoe Schneeweiss、Alessandra Migliaccio、Kamil Kowalcze、William Horobin、Jorge Valero、藤岡徹、Tom Rees、Craig Stirling.
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Viktoria Dendrinou, Christopher Condon