まさか、いきなり掃除機かけていませんよね?家事の専門家が考える「掃除機がけ」の正しい順番
掃除機は押すより引くときによく吸い込む
ここまできたら、ようやく掃除機が登場です。ただし、効率よく掃除機をかけるためには、動かし方にもコツがあります。 掃除機を使うときには、片手に持ち、ノズルを前後に動かしてゴミを吸い取っていきますが、力を入れて、ゴシゴシ床をこすっても、ゴミは上手く吸い取れません。力を入れずに軽く持ち、前後一往復に5秒程度かけ、ゆっくりと動かす方が掃除機の吸引力を活かせます。 また、掃除機は前に押すときよりも、引くときにゴミをよく吸い込みます。押すときよりも、引くときに時間をかけるようにすると、しっかりゴミを取ることができます。
床の材質に合わせて、かけ方を変える
掃除機のかけ方は、フローリング・畳・カーペットなどの材質によって変える必要があります。 フローリングと畳は木目や畳の目に沿って、掃除機をかけることで、その隙間に入ったゴミまで取ることができます。また、部屋の角や畳と畳の間などはゴミが溜まりやすい場所。壁近くにゴミが溜まっているからと、通常使用するT字ノズルを押しつけても、ゴミは取れないばかりか、壁を傷つけることになりかねません。面倒がらずに、細口ノズルやブラシノズルに交換して、掃除しましょう。 カーペットやじゅうたんは、毛足の中に汚れが溜まりやすいため、目に逆らって掃除機をかけます。毛の向きに逆らって、掃除機を動かし、毛足を立ち上げるようにします。フローリングや畳よりも、さらにゆっくりと掃除機を動かすことを心がけましょう。 ◆監修・執筆/河野 真希 暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。 構成/サンキュ!編集部
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