【ソフトバンク】福岡無敗トリオで本拠地連勝記録更新へ ヤクルト3連戦は有原、大津、大関投入
「日本生命セ・パ交流戦」でパ・リーグ首位のソフトバンクが10日、本拠地連勝記録更新に向けて先発ローテーションを再編した。11日からのヤクルト3連戦は、中6日の有原航平投手(31)を筆頭に、中10日で大津亮介投手(25)、中7日で大関友久投手(26)を投入する。現在みずほペイペイドーム10連勝中で、過去最長は05年の12連勝。本拠地無敗トリオで福岡の歴史を塗り替える。 【写真】キャッチボールで調整する大津 ◇ ◇ ◇ 本拠地で無類の強さを誇るソフトバンク。今季みずほペイペイドームでは17勝3敗1分けで、勝率8割5分は驚異的な数字になっている。5月6日の日本ハム戦から10年ぶりの10連勝中。同一年では05年に12連勝しており、最長記録更新まであと3連勝。偉業に期待がかかるなか、先発ローテーションを一部再編した。 倉野1軍投手コーチが「ローテーションは変えます。明日(11日)が有原、明後日(12日)が大津。大関は木曜日」と明言。意図はけむにまいたが、データ的には本拠地で好相性の3人がツバメ斬りを任された形になった。 中6日で先陣を切る有原は、今季みずほペイペイドームで2勝0敗、防御率0・00。全22イニングで自責点0だ(失点1)。右腕は「ビジター球場でやるのと全然違う。いつも素晴らしい声援をいただいてるので、その期待に応えられるように頑張りたい」と気合を入れ、本拠地での最終調整を終えた。 2戦目の大津は2勝0敗、防御率1・42。現在は出場選手登録を抹消されているが、中10日と休養十分でマウンドに向かう。3戦目の大関も1勝0敗、防御率1・89。本拠地で防御率2点未満かつ無敗トリオを立てて同一カード3連勝を狙う。 リーグ戦では2位ロッテ、3位日本ハムに7ゲーム差をつけて独走中。交流戦も8勝4敗で首位楽天とは1ゲーム差の2位だ。みずほペイペイドームの連勝記録を伸ばせば、19年以来5年ぶりの「交流戦優勝」も見えてくる。倉野コーチは「全部勝つつもりでシミュレーションをしています」と考え抜いた末に先発ローテーションの再編を決断。交流戦ラストスパートで福岡の歴史を塗り替える。【只松憲】