J1が狙う? J2で輝く若き逸材(7)最年少ゴールを記録! 九州で輝く、驚異の16歳
2024シーズンの明治安田J2リーグは折り返し地点を通過した。若い才能の成長は凄まじく、今季も多くの新しい力が台頭している。今回はJ2リーグで活躍する23歳以下の選手の中から、近い将来にJ1リーグへ飛躍するであろう選手をピックアップして紹介する。各データ・スタッツは7月7日時点の『Jleague.co』を参照。
FW:神代慶人(くましろ・けいと) 所属クラブ:ロアッソ熊本 生年月日:2007年10月25日(16歳) 2024リーグ戦成績:13試合4得点0アシスト 神代慶人は、ロアッソ熊本の下部組織で育った16歳で、すでにプロ契約を交わしてJ2でプレーしている。 第5節のベガルタ仙台戦でデビューを飾った神代は、第7節のジェフユナイテッド千葉戦で初ゴールを決め、J2の最年少得点記録を16歳5カ月5日に更新した。続く第8節・レノファ山口FC戦では1試合2得点を記録し、さらに第9節のV・ファーレン長崎戦でもゴールネットを揺らして鮮烈なスタートを切っている。 4得点のうち3得点はPKによるものだとしても、16歳ながらにPKを託されているという事実からもチームの信頼を勝ち取っていることは確かで、PKを蹴るという度胸にも大物感が漂っている。本人はクラブ公式サイトで、「PKは自分の得意なコースに思い切り蹴って、そのゴールがチームの勝利に繋がって良かったです。PKを蹴ったのは、自分の意思もありましたが、周りが蹴るように言ってくれて自分が蹴ることになったので、みんなのおかげで生まれたゴールです」と語っていた。 第22節終了時点で、まだ先発での出場は1回だが、出場90分あたりのシュート数は6.6本でリーグトップを記録している。左右どちらの足でも精度の高いシュートを放てる万能タイプのアタッカーで、昨年は15歳でU-17サッカー日本代表にも招集された。日本サッカー界期待の才能に、多くの注目が集まっている。
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