17日以降は強い寒気の影響などで気温が低下 寒くなる前に『ストーブの点検』を! 暖房機器の開発担当が教える “安心安全のポイント”は3つ
お使いのファンヒーターによっては、フィルターが1つしかない場合もありますが、こまめに掃除することが重要だそうです。 さらに宮澤さんは、ファンヒーターを使う際の思いがけない注意点も指摘します。 「一部のヘアスプレーですとか、洗い流さないトリートメントなどにはシリコーンが含まれていて、空気中に充満したお部屋でファンヒーターを使用してしまいますと、着火不良や途中消火と言ったエラーを出してしまうことがあります。もし使われる際は、ファンヒーターを使用する前に、部屋の換気を十分に行っていただくことが大切です」 ■ポイント(3) 「対震自動消火装置の確認」 ところで、うっかりストーブにぶつかってしまって、ストーブが消えてしまった!という経験はありませんか? 石油ストーブやファンヒーターには『対震自動消火装置』と呼ばれる、揺れを感知して自動で消火する機能が備え付けられています。 暖房を使い始める前に、この機能がきちんと作動するかも確認しましょう。 株式会社コロナ 宮澤哲平さん 「石油ストーブの点火位置までつまみを回していただき、ご自身で器具を揺らしていただきまして、きちんと消火位置まで戻ることを確認していただくというような点検を行っていただきたいと思います」 また点火位置までつまみを回し、自動消火ボタンを押して、正常に消火位置まで戻ることも確認しましょう。 もしも、石油ストーブの対震自動消火装置がうまく作動しないといった場合には、ストーブの『芯』を確認してみてください。 株式会社コロナ 宮澤哲平さん 「石油ストーブを使用し続けると、芯にタールがついてしまうことがあります。芯の下のほうにびっしりと黒いかたまりのようなものがついているのですが、これがタールで、これを取り除く作業を『から焼き』というのですが、こちらをやっていただきたい」 給油タンクがからの状態で点火し、そのまま自然消火するまで燃焼させることで、かたくなっている芯に熱が入り、カーボンなどの不純物を取り除く効果が期待できるというのです。芯が白っぽくなったら作業終了です。
まもなくやってくる本格的な冬。 暖房器具の開発に携わる株式会社コロナの宮澤哲平さんは、「使い始める前、そしてシーズン後の点検をぜひ行ってほしい」と呼びかけています。 「我々としても長く使用していただくことが何よりも幸せなことですので、安全に使用していただければと思います」 これからの季節に欠かせなくなる『暖房器具』。 使い始める前に“点検”をしてみませんか?
新潟放送
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