ライデル 巨人と基本合意!阿部監督 8回大勢、9回ライデルの最強方程式構想明かす
巨人が中日を自由契約となったライデル・マルティネス投手(28)と基本合意したことが15日、分かった。阿部監督は優勝旅行先のハワイで、今季のセーブ王を守護神に据え、大勢を8回に起用する構想を披露。最強方程式でリーグ連覇と13年ぶりの日本一を目指す。 【写真】全身ヨウジヤマモト!巨人投手こだわりの私服ショット 日本球界No.1ストッパーの入団合意にこぎ着けた。この日、米メディアは「2年総額1600万ドル(24億6400万円)で契約した」と報じたが、来年から日本で2年間プレーすれば、日本人扱いとなる見込みの右腕を球団は高く評価。2年後に見直す契約も含まれているもようで、その総額は中日が提示していた4年総額40億円超を上回る規模になるとみられる。 今季リーグ最多の43セーブを挙げた通算166セーブの右腕の加入。阿部監督はマルティネスを9回、大勢を8回に置くと明言した。抑えとして1年目からの3年間で80セーブを挙げた大勢には、「8回が鬼門だったから」とチームのウイークポイント強化を託す。今季は2カ月の離脱もあり、リーグ3位の29セーブだった大勢だが、防御率はマルティネスの1.09を上回る0・88。盤石の8、9回の二枚看板がそろうことになる。 2人の前にはケラー、バルドナード、新人王を獲得した船迫、左キラーの高梨らブルペンの布陣は強力になる。「相手からしたら6回までに何とか点を取らないととプレッシャーがかかる」と阿部監督。今季リーグトップタイの防御率2.27を誇った救援陣は、間違いなくライバルの脅威となる。(青森 正宣)